
「お客様は神様」と言われていた時代は終わった。だが未だにアップデートできていない客もいるようだ。あるホームセンターのレジ係から、店員の些細な行動に難癖をつけ、自己中な要求を繰り返すクレーマーについて、怒りの投稿が寄せられた。
投稿を寄せた50代女性は、自身がレジ業務に就いていた際、隣のレジで起きた出来事を振り返る。ドッグフードの缶詰1個を購入した50代くらいの男性客が、突如声を荒らげたという。店員が缶詰のサイズに合った小さいビニール袋に入れた、まさにその時だった。(文:天音琴葉)
「俺は、いつも1番大きい袋に入れてもらってんの!」
男性客は店員に、
「俺は、いつも1番大きい袋に入れてもらってんの! お前、なってないなぁ! 早く、大きい袋に入れろよ!」
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と詰め寄った。目的は、どうやらレジ袋をゴミ袋として利用することだったらしい。
「どうやら、その男性は毎回、ゴミ袋として利用できる1番大きいサイズの袋を貰いたがために、小さい物を1個買って、大きい袋に入れてもらってたみたいです」
今はどの店でもレジ袋は有料だ。これが最近の出来事だとしたら、袋のサイズが小さかろうと大きかろうと、この店では同じ値段で販売しているのだろう。
いずれにしても信じられない要求だが、この男性客の迷惑行為はこれだけでは終わらなかった。別の日、他の店員がこの男性客の対応をした際にもトラブルが発生したという。
「勝手にお前が運びやがってさぁ」セルフサッカー台への案内にも逆ギレ
その時は、店員が適切なサイズの袋をカゴに入れ、サッカー台まで運んだ。繁忙期だったため、店では客自身に袋詰めしてもらうよう呼びかけていた。すると男性客はまたもや激高したのだ。
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「勝手にお前が運びやがってさぁ、袋は俺は、いつも1番大きい袋をもらってるんだよ!店長呼べ! 店長呼べ!」
その間、レジは止まってしまった。結局、店長の代わりの社員が対応に追われ、「はい、はい、申し訳ございませんでした」とひたすら謝罪していたそう。そんな社員の対応にも、女性は思うところがあるようだ。
「社員もクレーマーには、話を聞くだけでレジしてた人を庇ってもいませんでした」
と、クレーマーの言い分を一方的に聞くだけの社員にガッカリした様子。
こういう場面では、店側が従業員を守る姿勢を見せなければ、現場の疲弊は増すばかりだ。本来であれば、社員にも毅然とした対応が求められるところだっただろう。
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