苔むす参道と若葉のトンネル　時間を忘れるほど美しい滋賀・百済寺の〝緑の世界〟

新緑がまぶしい季節がやってきている。

とあるXユーザーはそれを存分に味わい、そして、われわれにおすそ分けもしてくれた。

2025年5月14日、Xユーザーのゆあみさんが「苔むす参道と新緑」という呟きを添えて投稿したのは、新緑のトンネル。地面を覆っているのも緑なす苔のようだ。

瑞々しい参道を進むと、その先には山門が見える。

しっとりとした空気や、その静けさまで感じられそうな１枚にはX上で1300件を超える「いいね」のほか、「緑が美しすぎる」「心が洗われる」「ジブリの世界みたい」などといった声も寄せられている。

ここは一体、どこだろう。投稿者・ゆあみさんに聞いてみた。

新緑の風景に、時間を忘れてしまう

ゆあみさんによると、撮影場所は滋賀県東近江市の百済寺（ひゃくさいじ）。 2025年5月11日午後12時半頃だった。

この日は曇りの予報だったので、滋賀の新緑巡りをしていたという。また、百済寺では参道はもちろん、境内や庭園でも新緑を満喫したそうだ。

「境内や庭園の新緑の風景が美しくて、時間を忘れてしまいました」（ゆあみさん）

「ゆあみ」さん（＠y__amiphoto）の投稿より

公式サイトによると、百済寺は606（推古14）年に聖徳太子の勅願によって開かれた近江最古の仏教寺院。

琵琶湖の東、鈴鹿山系の中服に佇む古刹。今から1400年以上も前に創建されたとされる寺院に向かう、苔むす参道、そして境内や庭園の新緑。

日々の忙しなさから解放されて、至福の時間を味わえるかもしれない。