画像提供:マイナビニュースHelloWorldは、「学校の英語教育での生成AI活用に関するアンケート調査」の結果を2025年5月29日に発表した。調査は2025年4月9日〜5月20日の期間、「WorldClassroom(同社が提供する教育機関向けの英語教材)」を導入している中学校・高等学校の英語科教員60人を対象にインターネットにて実施したもの。
生成AIを用いた教材の使用について尋ねたところ、「正式に導入し活用している」(8.3%)、「試験的に活用したことがある」(31.7%)など、4割がなんらかの形で活用したことがあると回答した。
生成AIを用いた教材を授業に取り入れるメリットに対し、「教師の業務効率化や負担軽減が図れる」「アイデアの多様性が期待できる」「学習進度に応じたやり取りを行える」といったコメントが寄せられている。
生成AIを用いた英語教材に期待することを尋ねると、「スピーキング練習量の増加」(76.7%)が最も多く、次いで、「英語での自己表現力の向上」(53.3%)、「生徒一人ひとりの学習進度に合わせた指導の実現」(48.3%)と続いた。
生成AIの英語教材導入における悩みや課題に対し、約6割が「効果的なAI活用促進方法や活用の仕方が分からない」(61.7%)と回答した。次いで、「既存のカリキュラムとの組み合わせやバランスを取るのが難しい」(48.3%)、「教材選定の基準が分からない」(33.3%)と続いたことが分かった。
そのほか、「導入によって教員の負担が増えないか不安」「教育現場に特化した簡易版が必要」などの声もあがった。()