
いつの時代も温泉は変わらぬ人気を誇りますが、そのときどきでトレンドというのもあるようです。
今回ご紹介するのはビッグローブが発表した「2025年 温泉トレンド予測」。
“ちょいズラし穴場温泉” に “進化するニュー温泉地” とは……!? 今年はやりそうな温泉を具体的な場所や宿とともに詳しく見てみましょう〜!
【2025年の温泉トレンドは?】
ビッグローブ旅行と温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリストの石井宏子さん、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんが共同で検討した「2025年 温泉トレンド予測」。それによると、今年は次の3つのテーマに注目が集まりそうとのことです。
■ちょいズラし穴場温泉
インバウンドの影響で、大混雑が起きている有名観光地。けれど有名温泉地からちょっとズラしたエリアなら、まだまだ海外の人には知られていない穴場温泉が見つかるかも……!
|
|
たとえば、箱根や熱海といった人気温泉地の近くにあり都市部からのアクセスもよい神奈川県の「湯河原温泉」や、上越新幹線上毛高原駅や関越道水上インターからもほど近い群馬の「水上温泉」、北陸新幹線の延線で行きやすくなった福井の「あわら温泉」。
ほかにも、ノスタルジックな街並みとパワフルな源泉が魅力の山形県「肘折温泉」や、奥飛騨の暮らしを体感できる岐阜県の「福地温泉」もおすすめだそう♪
自分でお気に入りの穴場を探すのもステキですね!
■進化するニュー温泉地
近年、温泉街全体を1つの宿のように捉え、街全体をきれいにリニューアルしたり、ワーケーションに特化したプランを打ち出したり、夜も楽しめる仕掛けづくりをしたりといった進化を遂げる温泉街が増えているそう。
昔ながらの魅力はそのままに「温泉+α」が楽しめる進化系温泉地としては、次の5か所が挙げられています。
|
|
・草津温泉(群馬県)
・長門湯本温泉(山口県)
・道後温泉(愛媛県)
・城崎温泉(兵庫県)
・野沢温泉(長野県)
■体験型温泉宿
宿に滞在しながら、その土地その宿ならではのスペシャルな体験ができる体験型の温泉宿も今後さらに人気が高まりそうです。
たとえば新潟県六日町温泉「ryugon」の“土間クッキング” では、郷土料理のけんちん汁を自分たちで作ったり、薄焼きせんべいを囲炉裏で焼いたりなど雪国文化を体験できるアクティビティが楽しめます。
また、佐賀県の嬉野温泉「和多屋別荘」では、茶畑の中の舞台のような場所で生産者さんが真っ白な衣装に身を包んでお茶をいれる「ティーツーリズム」というアクティビティが用意されているそう!
ほかにも北海道・白老温泉の「界 ポロト」ではアイヌ民族の暮らしが体験できたり、長野県・浅間温泉の「松本十帖」には本の世界にどっぷり浸れるブックストアがあったり、兵庫県の「神戸みなと温泉 蓮」ではより健康増進が深まる取り組みがされていたり。
|
|
どれも温泉だけでは終わらない色濃い旅の思い出が作れそうです。
【温泉選びの参考に♪】
以上、ビッグローブによる「2025年 温泉トレンド予測」をご紹介しました。
今回の発表では、ほかに温泉や旅行のスペシャリストである温泉賢人が偏愛する温泉宿リストも公開。
『孤独のグルメ』原作者の久住昌之さんが温泉地で偶然に出会って印象的だった10の食事と温泉宿が紹介されていたりと、温泉好きには見逃せない内容となっています。
詳しく知りたい方は参照元をご覧ください。皆さんの温泉めぐりの参考になること請け合いです♪
参照元:プレスリリース、BIGLOBE旅行「2025年 温泉トレンド予測」
執筆:鷺ノ宮やよい