去就に注目が集まっているエンクンク [写真]=Getty Images チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクは今夏に同クラブを離れることになりそうだ。イギリスメディア『talkSPORT』が伝えている。
現在27歳のエンクンクは、パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、ライプツィヒでの飛躍を経て、2023年7月にチェルシーに5300万ポンド(約103億円)の移籍金で加入した。しかし、2023−24シーズンは開幕前に手術を受けて長期離脱を余儀なくされるなど、負傷に悩まされたシーズンを送った。
そして、エンツォ・マレスカ監督が就任した2024−25シーズンは、公式戦42試合に出場し、14ゴール5アシストを記録したが、プレミアリーグでの先発出場は9試合にとどまるなど控え選手の役割が主となった。
そんなエンクンクはチェルシーとの現行契約が2029年6月30日までとなっているものの、現在のチームでの役割が限られていることから、移籍を望んでおり、チェルシーとしても売却する方針であることが噂されている。
なお、今年1月の移籍市場でもエンクンクにはバイエルンから関心が寄せられ、同選手自身も移籍を望んでいたものの、チェルシーが5000万ポンド(約97億円)以上の移籍金を要求したため、バイエルンは獲得を断念していた。
依然として今夏の移籍市場でもバイエルンが獲得を試みると予想されているなか、今回の報道によると、プレミアリーグを17位で終えたものの、ヨーロッパリーグ(EL)優勝によって来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたトッテナムも関心を示している模様で、エンクンクに問い合わせをしていることが伝えられている。
エンクンクとしてはブンデスリーガに復帰することも、プレミアリーグでのプレーを続けることにも前向きになっているようだが、果たして同選手は来季どこでプレーすることになるのだろうか。