6月1日に東京ビッグサイトにて開催される自主制作漫画誌展示即売会「COMITIA152(以下、コミティア)」。プロ・アマチュア問わず、さまざまな作家の多様な創作物がそろう本イベントであるが、商業媒体で活躍している作家も参加を発表している。本稿では今回のコミティアに参加予定の商業作家を一部紹介したい。
参考:【画像】『ふつうの軽音部』クワハリらが投稿したコミティア参加告知
「次にくるマンガ大賞2024」WEB漫画部門で1位、「このマンガがすごい!2025」オトコ編2位に選ばれるなど、注目を集めている漫画『ふつうの軽音部』(集英社)。本作の原作担当・クワハリが出展を発表している。
出展する同人誌のタイトルは『やわらかいテニス部』。28ページの短編漫画であり、先行的に発表されたカットでは「なんなんだよ/この青春!!」というモノローグとともにテニスをしているキャラクターが描かれている。果たしてどのような青春が描かれるのかーー。
『ぼっち・ざ・ろっく!』(芳文社)で原作の音楽監修を務めているクバハジメも出展を発表している。
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SNSでは作中に登場する「結束バンド」のメンバーやギターを弾くキャラクターのイラストを投稿しているクバハジメ。過去には同人誌のほかにピック、ステッカーなども頒布している。
今回の投稿には「ギターだのエフェクターだのギャルだののイラスト ピック ステッカーなどグッズたくさんあって楽しいのでぜひ〜🎸」と書かれており、今回も多くのグッズが揃うことが期待される。
2024年5月に『室外機室 ちょめ短編集』(双葉社)を刊行したちょめ。緻密で少し不思議な世界が魅力の本作を手掛けるちょめが、今回のコミティアで頒布する作品もどこか不穏な空気が漂う。
投稿に添えられた「自室のドアが知らない部屋に繋がっちゃう話」という言葉の通り、飲酒による酔いのせいか主人公の部屋のドアの向こうには見覚えのない空間が広がっており……。ちょめのXでは8ページが先行公開されているので、ぜひチェックしてほしい。
「ポケモンカード」のイラストを手掛けたりなど、幅広い分野で活動するイラストレーター・加藤オズワルドも出展を発表している。
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Xで投稿されたのは鮮やかな世界が広がるイラスト作品。投稿には「この絵をポストカードにしてCOMITIA152で無料頒布予定です。よかったらもらいに来てください。」と添えられている。
そのほかにも漫画や絵本、イラスト集といった作品も頒布予定。どの作品も表紙から世界の広大さや奥行きを感じるものばかりだ。
もちろん本稿で紹介した作品のほかにも、個性的な創作物がそろうことが予想されるコミティア。まるで加藤オズワルドの作品のように、東京ビックサイトの面積以上に広大な漫画の世界を味わえる1日となることは間違いない。
(文=加藤かづき)
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