プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さん(30)が、地元の名古屋市内で7月13日にグランドオープンするIGアリーナ(愛知国際アリーナ)を歓迎した。
31日、同所で開業式典に出席。オープニングセレモニーではインラインスケートのパフォーマンスで会場を盛り上げた。「天井も高くてバックヤードも新しくて快適。選手たちも伸び伸びとプレーできると思います」とほほ笑んだ。
愛知は浅田真央さんや宇野昌磨さんらを輩出。村上さんも14年ソチ五輪に出場しており「フィギュア大国」とも呼ばれる。
ただ近年は、主要大会の開催地に選ばれることが少なく「たくさんの有名な選手がいるけれど、大きな大会をする場がなくて悔しかった。他のエンターテインメントでも『名古屋飛ばし』という言葉ができてしまうような、悔しい思いをしてきたのが名古屋人」と胸中を明かした。
「名古屋飛ばし」は俗語の1つ。ミュージシャンのライブなどのイベントが東京や大阪では行われるが、名古屋では開催されないことを指す。
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そんな中、今年12月にはIGアリーナでフィギュアのグランプリ(GP)ファイナルが開催。10月開幕のGPシリーズの上位6人・組によって争われる主要国際大会で、日本開催は17年名古屋大会以来となる。
8年ぶりの地元開催に「こういう立派なアリーナができて、周りも自然豊か。見に来た人だけでなく、滑っている選手たちも『また滑りたい』と思うような会場になるのでは」と期待。「名古屋飛ばし」のイメージを変える機会でもあり「名古屋からいっぱい発信して、名古屋の皆さん、東海地方の皆さんで盛り上げていけたら」と呼びかけた。
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