
誰にも邪魔されずに音楽に集中するために、ヘッドフォンやイヤフォンは欠かせないアイテム。音にこだわるなら、高性能なモデルが充実している、有線タイプのものを選びたいところです。
今回は、有線イヤフォンの中でも、個性的な構造を備えた高性能モデルのおすすめを紹介します。
●遅延が気になるシーンでは有線タイプを
ワイヤレス(無線)タイプのヘッドフォンは、ケーブルの取り回しが不要なうえに、ヘッドフォンから再生・停止やボリューム調整といった操作が行えるなど、手軽さ・便利さでは有線よりもメリットが多いものです。
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しかし、無線でデータを受信しているため、音質面ではどうしても有線タイプにはかなわず、バッテリー残量を気にする必要があるといったデメリットもあります。また、サウンドデータのやりとりで遅延が発生するため、タイミングが非常に重要な音楽系のゲームや、歌や楽器のモニターなどでは、有線タイプでなければ不満を感じるシーンが多くなります。
オーバーヘッドタイプでもイヤフォンタイプでも、有線のモデルがそれぞれ販売されています。持ち運びのしやすさや手軽さを優先するのであればイヤフォンタイプを選ぶとよいでしょう。一方、オーバーヘッドタイプは、高い密閉度と余裕を持った構造による高い音質が期待できます。
●シュアのパッシブノイズキャンセリングイヤフォン|シュア SE215
「SE215」は、ダイナミックマイクの「SM58」などで有名な米国の音響機器メーカーであるシュア(SHURE)のパッシブノイズキャンセリングイヤフォン。高遮音性テクノロジーで周囲の騒音を最大37dB遮断し、エクササイズや通勤など、どこでも臨場感あふれる最高のリスニング体験を楽しむことができます。
人間工学に基づいた薄型デザインで、ミュージシャンがステージでインイヤーモニターとして使用するのと同じ薄型デザインを採用。イヤホンを固定することで、ケーブルが邪魔にならず、激しい動きを伴う時もイヤホンが外れにくく、長時間使用しても快適な装着感が持続します。
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3サイズ(S、M、L)のソフト・フレックス・スリーブとコンプライ社製フォーム・イヤーパッドが付属。自分に合ったサイズとスタイルで装着できます。楽天市場のSHURE公式ストアでの価格は1万6000円(税込、以下同)です。
●イヤーピースの位置で音質バランスを調整|ゼンハイザー IE 200
「IE 200」は、完全ワイヤレスタイプでも人気のブランド、ゼンハイザー(Sennheiser)の有線イヤフォン。歪みを排除し、ローからハイまで全ての周波数帯域をスムーズに再生します。
イヤーピースの位置で音質のバランスを調整できる「デュアルチューニングシステム」を採用。イヤーピースの位置を2段階で選び、そのポジショニングで空気量をコントロールできます。イヤーピースを浅く取り付けると音の圧と低域の量が軽くなり、空間の広がりを感じるサウンドとなり、深く取り付ける低域を強調することができます。
イヤーピースはシリコーンとフォーム各S、M、Lの3サイズ。イヤーフックも調節可能で長時間装着していても快適さをキープします。公式サイトでの価格は2万3760円となっています。
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●木の振動板を採用したハイレゾ対応モデル|JVC HA-FW01
「HA-FW01」は、JVCブランド(JVC)ケンウッドのハイレゾ音源対応インナーイヤーヘッドホン。「木」の振動板を採用したウッドドームユニット搭載モデルで、独自の音響テクノロジーと、「木」ならではの美しい響きと自然な音の広がりに加え、研ぎ澄まされた繊細な音楽表現を実現します。
独自の薄膜加工技術を進化させ、50μmに薄型化した軽量ウッドドーム振動板により、ハイレゾ音源の繊細なニュアンスを表現。また、強力な駆動力に加えリニアリティを大幅に向上させたハイエナジー磁気回路の正確な駆動と、軽量なCCAWボイスコイルによる振動板の正確な振幅が、原音に忠実な再生を実現します。
音筒の角度や位置を耳孔に合わせ調整することで本体の安定性が向上し、高いフィット感を実現。本体のサイズや形状に加えてケーブルの位置も調整されており、重量バランスを最適化することでサポート力を向上、高い装着感で安定して高音質を楽しむことができます。実売価格は約4万円から。
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