建築家の米澤隆氏が31日までに、X(旧ツイッター)を更新。自身が手がけた大阪・関西万博のトイレが“2億円トイレ”として取り沙汰されている件について、私見を述べた。
米澤氏は、何度も現地を訪れた結果、来場者たちが「わぁ〜2億円感じたぁ〜?」「先輩、これがアートっていうもんらしいでっせぇw」「2億円トイレでしょんべんしたったぁ〜!」「これはなぁ、工事金額が高いと騒がれておるがなぁ、物価上昇というのがあってぇ、、、公共のトイレと比べるとぉ、、、」などとトイレについて語るのを耳にしてきたという。
これらの意見を連ね「もはや、イジられコンテンツと化しているのを実感する。ただ、そのどれもに悪意は感じなく、愛情のようなものすら感じる」と振り返った。
京都出身の「生粋の関西人」だという米澤氏は、「この愛あるイジりには懐かしさを覚える」とつづる。
「関西におけるイジられキャラの作法としては、それをネガティブに捉えればいじめに繋がり、それをポジティブに捉えれば笑いが生まれ人気者に繋がる」として、「この万博2億円トイレと命名いただいた壮大なフリやイジりに対して、いかに振る舞うべきかが問われている」と続けた。
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万博会場では、若手建築家が手がけたトイレのデザインも注目されている。一部の「デザイナーズトイレ」は建設費が2億円近くに上るとして賛否両論を巻き起こしたが、実際は解体費込みで1億5000万円ほどとされている。
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