主将としてインテルをビッグイヤーに導けるのか [写真]=Getty Images インテルに所属するアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが、チャンピオンズリーグ(CL)決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)戦へ意気込みを示した。30日に欧州サッカー連盟(UEFA)公式サイトが伝えた。
CL準決勝バルセロナ戦のファーストレグで大腿を負傷したL・マルティネスだが、セカンドレグに間に合わせて1ゴール1アシストの活躍を披露。「最初の2日間は本当につらかったから、家で泣いて過ごしたよ。足が痛くて上げられなかったんだ。ドクターや理学療法士たちが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで…。残業もしてくれたおかげで、100パーセントではなかったけれど、最高のコンディションで試合に臨むことができた」と、チームメイトやスタッフへの感謝を口にした。
「(セカンドレグで)バルセロナが87分にリードしたときは、信じられない気持ちだった。しかし、チームメイトたちは再び、同点に追いつき、延長戦に持ち込む強さと決意を見せた。僕たちは、犠牲を払い、チームとして懸命に働いたからこそ、決勝に進むことができた。正直、このチームとクラブを誇りに思うし、(優勝して)ケーキの上にアイスを乗せられることを願っている」
インテルにとっては2022−23シーズン以来のCL決勝進出となる。L・マルティネスは2年前について「僕たちは自分たちの強さ、特徴、プレーを知っていたし、当時は世界最高の相手だったマンチェスター・シティとの決勝戦に臨んだ。(人々は)マンチェスター・シティが有利なのは明らかだが、インテルは大量失点で負けるだろうと言った。実際のところ、僕たちは互角の試合をした。でも、あの試合は僕たちに多くの力を与えてくれたし、グループとして、チームとして、僕たちに何ができるかという多くの知識を与えてくれた」と語り、敗北を糧にリベンジを誓っている。
決勝で対戦するPSGについては、「強靭でコンパクトなチームであり、攻撃も守備も上手い」と評価。「中盤以降の選手の何人かは、鍵となる破壊力のある選手だ。彼らの多くはイタリアでプレーした経験がある」とリスペクトしつつ、「彼らの長所と短所を見極め、それを生かして素晴らしい試合、決勝にしたい。何よりも、この大会を楽しまなければならない。過去3年間で2度決勝に進出しているのだから、それに値する。僕たちは努力を惜しまず、謙虚で、成長し続けたいと思っている」と自分たちの実力にも自信を示し、まずは決勝を楽しむことがカギだと語った。
「僕たちみんなが望んでいて、長い間インテルに欠けていたこの目標を達成できるかどうか、考えたくもない。この瞬間、この決勝、この試合を楽しみたい。それが実現すれば、夢のようだ」
注目のCL決勝は日本時間31日28時(6月1日4時)からのキックオフを予定している。