フィギュアスケート女子で史上初の世界ジュニア選手権3連覇を達成した島田麻央(16=木下グループ)が31日、名古屋市のIGアリーナで開業式典に出席し、12月に同会場で開催されるジュニアグランプリ(GP)ファイナルへ意欲を示した。
ジュニア最終年の来季は、全日本ジュニア選手権5連覇、世界ジュニア選手権4連覇などのタイトルがかかる。例年8月開幕のジュニアGPシリーズ上位6人(組)によるファイナルでも4連覇がかかっており「ジュニア最後のシーズンとなるので緊張すると思うけど、まずはジュニアGPシリーズ2戦を勝ち抜いて、この会場で演技できるように頑張りたい」と見据えた。
年齢制限によって26年ミラノ・コルティナ五輪は出場できない中、ジュニアでは国内外の大会で28連勝中と無類の強さを誇る。大技トリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループを操る高校2年生は「アクセルと4回転はリンクによって合う、合わないがあるくらい不安定。まだイチかバチかで思いっきりやる感じなので、もう少し安定できたら」と向上心を抱き続けている。
5階建てのIGアリーナの最大収容は1万7000人。リンクを張るフィギュアでも、1万3000人ほどを動員できるという。来季フリーでミュージシャンのYOSHIKIの「ミラクル」を舞う島田は「いざ滑ると緊張しそうだけど、この会場の一番遠くにいる方でも(自分が)どんな動きをしているのか分かるくらいの演技力をつけたい」と志した。【藤塚大輔】
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