【目黒記念予想】ダービーの後には伝統の一戦 波乱含みのハンデ重賞

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2025年06月01日 06:35  netkeiba

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目黒記念に出走予定のスティンガーグラス(ユーザー提供:Spice Upさん)
 第1回東京優駿競走(日本ダービー)が行われた目黒競馬場の名称を由来とするレースで、わが国最古のハンデキャップ競走として長い歴史と伝統を誇る。かつては春秋の2回行われていたが、1984年のグレード制導入以降は秋が廃止され、春のみとなり、2006年からはダービーウィークに組み込まれている。東京競馬場芝2500mは最後の直線に設けられている坂の途中からスタートして、馬場を1周と少々。過去10年間で3番人気以内馬は[5-3-4-18]とハンデ戦らしい決着となっている。

 ◎スティンガーグラスは、昨年暮れのグッドラックH優勝馬。この時は大外枠を引き当ててしまったが、互角のスタートから中団の外目を追走し、早めに動いたサンライズソレイユを目標に、これを外からねじ伏せた。同舞台で行われた今春の湾岸Sは後続に2馬身半差で貫禄勝ち。昨年1月のデビューから、成長を促すようにゆったりとしたローテーションを歩んでおり、1戦毎に力をつけている印象だ。東京競馬場は3歳春に1度だけ経験しており、長く良い脚を使って2着。割り引く必要はなさそうだ。

 〇アドマイヤテラは菊花賞3着馬。新馬、1勝クラスを連勝しながらも春のクラシックには縁がなかったが、茶臼山高原特別を勝って挑んだ菊花賞は2着ヘデントールからハナ差3着。その後、約半年ぶりの前走「大阪-ハンブルクC」は3勝クラス条件馬での挑戦ながらも56kgのハンデを背負わされ、楽に抜け出して能力の高さを示した。デビューからここまで一貫して2000m以上のレースを使われていることから、スタミナには絶対の自信があるようだ。

 ▲マイネルクリソーラはメトロポリタンS優勝馬。2歳夏にデビューして4歳夏に3勝クラスを突破するまで1度も掲示板を外すことなく競走キャリアを積み上げた堅実派。使われながら力をつけ、3月の日経賞はメンバー最速の末脚で0.1秒差まで追いつめた。東京競馬場は[2-2-3-2]と得意な舞台。重賞初戴冠を狙っている。

 △サンライズソレイユは烏丸S優勝馬。2勝クラス時代に挑んだ万葉Sは斤量52kgだったとはいえ2着。今年に入って2勝クラス、3勝クラスの長距離特別競走を連勝して軌道に乗ってきた。昨年暮れのグッドラックHでは勝ち馬の決め手に屈したが、当時よりは力を付けている印象がある。

 全4勝を芝2500m以上で記録している△ヴェルミセルは日経賞6着とはいえ勝ち馬と0.2秒差だった。54kgのハンデなら無視できない。前走でクラスにめどを立てた△ニシノレヴナントと、最後に△マイネルカンパーナ。前走は格上げ初戦だったことを考えれば価値が高い。

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