プロフィギュアスケーターの高橋大輔さん(39)が31日、名古屋市でIGアリーナ開業式典のトークショーに出席し、ジュニア女子の島田麻央(16=木下グループ)にうなった。
高校2年生の島田は3月の世界ジュニア選手権で史上初の3連覇を達成。ジュニアの大会では無傷の28連勝中と圧倒的な成績を収めている。強さの要因を問われると「ジュニア3年目(24−25年シーズン)からは負ける時は負ける、勝てる時は勝てると思って、試合に臨めるようになった。会場に入るまでは優勝しようと思っていますが、会場に入ってからは順位を意識せず、今できることをやろうと考えるようにしています」と持論を説いた。
これにはシングルとアイスダンスで長年にわたって活躍してきた高橋さんも「何歳だっけ?」と驚嘆。「16歳でその答えは導き出せなかったよ。それだけ日々練習を積んでいるからこそ、その気持ちへいけるのかなと思います。恐ろしいスケーターですね」と舌を巻いていた。
IGアリーナは最大1万7000人を収容。12月にはフィギュアのシニアとジュニアのGPファイナルが行われる。
12年に男子シングルで優勝した実績のある高橋さんは、GPシリーズの上位6人(組)のみが進出できる争いについて「選手のメンタリティが試される。選手として試される場でもあり、メンタルが鍛えられる場でもあって、素晴らしい大会だった」と魅力を語った。
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