【競馬予想】日本ダービー、美人勝負師が好配当ゲットを狙う大胆な買い目とは?

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2025年06月01日 07:10  webスポルティーバ

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美人勝負師の最終結論
熊江琉衣〜日本ダービー編

 この春、馬券の調子はよかったのですが、GINHKマイルCあたりからやや下降気味......。いよいよ大一番のGI日本ダービー(6月1日/東京・芝2400m)を迎えますから、再び春先の勢いを取り戻したいですね。

 ダービーは、私が競馬の予想らしいことを初めてしたレース。その分、思い入れも強いですから、ここは何としても的中させたいと思っています。

 予想のポイントは、今回も血統面を重視。それと、GI皐月賞(4月20日/中山・芝2000m)の上位組が人気になりそうですから、穴っぽいところを狙って皐月賞の惨敗組と別路線組にも目を向けてみました。

 本命は、クロワデュノールです。

 父キタサンブラックは現役時に東京・芝2400mのGIを勝っていますし、母のライジングクロスも現役時にGI英オークス(芝2410m)で2着と好走。血統的に見ても、この舞台は向いていると思います。

 皐月賞は2着でしたが、"負けて強し"のレースを見せてくれました。今回有力視されている面々にも過去のレースで先着しており、力上位であることは間違いありません。皐月賞のときと同じく、思わぬ馬に差されてしまう可能性もゼロではありませんが、着外になることは考えにくいです。

 私はかつて、クロノジェネシスをずっと応援していたので、同馬と同じ斉藤崇史厩舎、主戦ジョッキーが北村友一騎手というクロワデュノールも推しの1頭。ぜひダービーを勝ってほしい、という気持ちも強いです。

 対抗は候補馬がたくさんいてすごく悩んだのですが、ショウヘイにしました。

 一番の強調材料は、クリストフ・ルメール騎手が鞍上を務めること。東京・芝2400mという舞台はルメール騎手の"庭"といったイメージがありますし、ルメール騎手が乗ると馬の能力を100%、いや120%発揮させてしまう感じがして、"迷ったらルメールさん"ですね。

 母父オルフェーヴル、父の母父スペシャルウィークなど、血統表にダービー馬の名前が並んでいるのも心強い限り。スタートもいいですし、先行して最後の脚もしっかりしているのは大きな武器です。前走のGII京都新聞杯(5月10日/京都・芝2200m)でも、横綱相撲の競馬で目を見張るような強さを見せました。枠順も1枠2番に入り、周囲には積極的に行きたい馬も見当たらないので、いいポジションを取るうえでメリットになると思います。

 あと、この馬は私のダービー初予想で的中させてくれたワグネリアンと同じ友道康夫厩舎。先週のオークスでも同厩舎のカムニャックが勝利。現役最多のダービー3勝を誇る名伯楽が4度目のダービー制覇を遂げるのか、注目です。

 ▲は、エリキング。当初は対抗に考えていましたが、2枠3番と内枠に入って少し評価を下げました。トビが大きい馬なので、できれば揉まれない外枠のほうがいいと思っていたので。

 それでも、素質の高さは間違いありません。皐月賞は11着に終わりましたが、骨折明けの一戦。先を見据えてのひと叩きと考えれば、度外視していい結果だと思います。何より、故障する前まではすべて1番人気でデビュー3連勝を飾った馬ですからね。

 追い切りを見ても調子がよさそうですし、管理する中内田充正厩舎は大一番に向けて、しっかり仕上げてくる印象があります。最大目標の舞台で巻き返しを図っても不思議ではありません。

「ダービー馬はダービー馬から」という格言もあるように、父キズナ、父の父ディープインパクトという血統も、非常に魅力的。皐月賞の結果で人気を落とすようなら、絶好の狙い目ですし、配当的な妙味もあるのではないでしょうか。

 △は3頭。マスカレードボールジョバンニファンダムです。

 マスカレードボールは、父ドゥラメンテ、父の父キングカメハメハ、母の父ディープインパクトと、まるでダービーを勝つために生まれてきた血統。皐月賞では強烈な末脚を繰り出して3着に入りましたから、直線が延びるダービーではますます期待が持てます。

 馬場が渋ったときがどうか、といった不安もありましたが、どうやらレース当日は天気も回復しそう。馬場が乾くのが早くなればなるほど、チャンスが膨らむと思います。

 ジョバンニも、血統面で魅力があります。父エピファネイアはダービーこそ2着に惜敗しましたが、同じ舞台のGIジャパンカップを制覇。昨年も同産駒のダノンデサイルが勝利を飾りました。

 ジョバンニ自体、これまで安定した成績を残していて、徐々にギアを上げてくるタイプですから、直線が長い東京コースも向きそう。鞍上の松山弘平騎手もこのところ乗れていますし、さらっと上位に食い込んでくる、ということがあってもおかしくありません。

 ファンダムは、前走のGIII毎日杯(3月29日/阪神・芝1800m)で上がり32秒5という圧巻の末脚を披露して快勝。その姿が強烈な印象として残っていて、スローな展開で最後のキレ味勝負になった際には、かなり怖い存在になると思いました。

 距離延長には一抹の不安がありますが、3枠6番と内枠を引いたのは好材料。内でいい感じに脚をタメてロスなく回ってくれば、アッと言わせる可能性も。当日、良馬場での競馬になれば、最後の破壊力は一段と増すのではないでしょうか。

 最後に、特注馬(☆)として挙げておきたいのは、カラマティアノス。父がダービー馬のレイデオロ、母父がダービー馬を輩出しているハーツクライと、この馬も血統的に軽視できない存在です。

 先に挙げたマスカレードボールとは、GIII共同通信杯(2月16日/東京・芝1800m)でコンマ1秒差の2着。東京のほうが向いていそうですし、距離が延びていいタイプだと思いますから、大駆けの可能性は十分にあります。鞍上が池添謙一騎手というのも、一発の魅力を感じます。

 今回は人気のクロワデュノールを本命にした分、同馬に続いて人気しそうなミュージアムマイルやサトノシャイニングはあえて外しました。馬券は発走直前まで悩むと思うのですが、現時点では本命のクロワデュノールから印をつけた馬に流す馬連と、思いきってクロワデュノールを1着固定にして印をつけた馬に流す3連単で勝負しようと思っています!

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