【日本ダービー予想】今年も中心は前走皐月賞組? 過去データから探るGI日本ダービー

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2025年06月01日 07:35  netkeiba

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日本ダービーに出走するクロワデュノール(撮影:下野雄規)
 今週は「東京・京都」での2場開催。

 日曜日は、3歳クラシックの頂上戦日本ダービー(GI・東京・芝2400m)が東京競馬場で開催される。今年も実力伯仲のハイレベルメンバーによる熱戦が繰り広げられそうだ。

 やはり前走皐月賞組から人気上位の馬たちは強力。しかし時に人気薄も割り込む日本ダービーというレース。荒れない保証などどこにもない。いつものように過去10年データから、レース傾向と馬券のヒントを探っていこう。

1.過去10年で1番人気馬勝利は2回?

 まずは人気上位馬の成績チェックから。

 1番人気馬は、過去10年で2勝。ドゥラメンテ(15年)・コントレイル(20年)の2頭だけだ。成績は[2-3-2-3]。勝ちは多いとは言えないが、馬券圏内候補とすればかなり優秀。1番人気馬を買うならば、単勝勝負というより馬券軸という感じがいいのかも。

 一方、2番人気馬は過去10年で1勝、成績は[1-3-1-5]。3番人気馬は過去10年で2勝、成績は[2-2-1-5]。上位3番人気までの馬で10回中5勝しかできていない。

 これ以外の5勝は、18年5番人気ワグネリアン、19年12番人気ロジャーバローズ、21年4番人気シャフリヤール、23年4番人気タスティエーラ、24年9番人気ダノンデサイルだ。5頭中、タスティエーラ以外の4頭は関西馬である。

 ちなみに、上位人気3頭でのワンツースリー決着は10年で2回(16年・17年)。逆に上位人気3頭がすべて消えたケースは1回(18年)起きている。

2.人気薄狙うならば3着用?

 日本ダービーは過去10年で「連対」した馬たち20頭。うち19年のロジャーバローズと昨年24年ダノンデサイル以外の18頭はすべて「5番人気以内の馬」。

 つまり馬連の配当としてはさほど大きく跳ねてはいない。ちなみに馬連で万馬券になったのは19年だけ。10回中7回は馬連配当20倍以下で収まっている。

 ただ3着には中位〜下位人気馬が割り込んでくるのも常。過去10年、7番人気以降で馬券になったのは以下の7頭がいる。

 18年 3着コズミックフォース 16番人気
 19年 1着ロジャーバローズ  12番人気
 20年 3着ヴェルトライゼンデ 10番人気
 21年 3着ステラヴェローチェ 9番人気
 22年 3着アスクビクターモア 7番人気
 24年 1着ダノンデサイル   9番人気
 24年 3着シンエンペラー   7番人気

 人気薄馬で食い込むのは3着が多いのかも…。3連複・3連単の馬券を組むならば、この傾向は参考にしておきたい。

3.1着馬が出ていない4枠?

 関東と関西の比較では、関東3勝・関西7勝でやや関西勢が優勢。一昨年は上位3頭が関東馬で独占したが、昨年は逆に関西馬で上位3頭独占となった。馬券圏内30頭比較ならば、関東13頭・関西17頭でこれも関西勢優勢だ。

 次に枠順の有利不利。これは面白いことに、1〜8枠で4枠を除いてすべての枠に勝利がある。枠による有利不利はあまり大きくないのかもしれない。

 ただ、馬券圏内3着までということであれば、6枠が7頭で一番多く、5枠が1頭で一番少ない。データ的に5枠はやや不利ということになるのかも…。

4.やはり前走は「皐月賞」組?

 次に、前走ローテはどこからがいいのか?

 これはご存知のとおり「前走皐月賞組」が圧倒傾向だ。過去10年馬券圏内30頭中、前走皐月賞は24頭を占める。そして前走皐月賞組から8頭の勝馬(*昨年皐月賞出走取り消しとなったダノンデサイルも含める)が出ている。

 ちなみに前走皐月賞以外で馬券圏内になっている前走ローテは、京都新聞杯組2頭・青葉賞組2頭・毎日杯組1頭・プリンシパルS組1頭だ。これ以外の前走ローテはデータ的には厳しそう。やはり今年も中心は前走皐月賞組となるのかも。

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