目黒記念2025に出走予定のスティンガーグラス(今年3月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん) 18年の阪神JFを制したダノンファンタジーの半弟となるスティンガーグラス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)が、目黒記念(4歳上・GII・芝2500m)で重賞初制覇を狙う。
スティンガーグラスは父キズナ、母ライフフォーセール、母の父Not For Saleの血統。母はアルゼンチンでG1を2勝した名牝。半姉のダノンファンタジーは18年の阪神JFなど重賞6勝を挙げている。また、半弟のエムズは今年の京都新聞杯の2着馬で、目黒記念と同日の日本ダービーに出走予定となっている。
ここまで7戦4勝。惜しくもクラシックには間に合わなかったが、徐々に素質が開花してきた。昨年末のグッドラックHを快勝すると、前走の湾岸Sもあっさり制して2連勝。今回は昨年のセントライト記念で5着に敗れて以来、3回目の重賞挑戦となるが、目下の充実ぶりなら十分にチャンスはあるだろう。
勝てば秋の大舞台も見えてくる一戦。鞍上はコンビ結成時に5戦4勝、2着1回と好相性のC.ルメール騎手だ。万全の態勢で初タイトルをつかみ取ってみせる。