写真「まるで重力から解放されたような軽さを感じられる」「全てをゆるされてる感じになる」などの5次元ライブ体験で人気の宇宙人ラッパー・オズワルド氏。
『あした死ぬかもよ?』『名言セラピー』で知られるベストセラー作家であり、銀河の執事・ひすいこたろう氏。
今話題の両氏が異色のタッグを組んだ新著『今日、地球人をやめる。—「日常」が面白い「物語」に変わる15の裏ワザ—』が発売になった。
幸せよりも、運よりも、もっと大事なことは“自分を生き切ること”。古い自分とお別れし、自分の人生を取り戻すワザの一部を紹介しよう。
(本記事は、『今日、地球人をやめる。—「日常」が面白い「物語」に変わる15の裏ワザ—』より一部を抜粋し、再編集しています)
◆仙人が教えてくれた「置き換え」のワザ(オズワルド)
沖縄の北部の森の中の、奥という場所は、最後でも触れますが、俺にとって特別な場所。あるとき、その奥で、3階建ての木造の家を自分たちで作り、暮らしてる70代のご夫婦と出会いました。
もうそれが仙人のような人で、本棚には、数学の本や神様の本がズラーッと並べてあって、いろんなことを教えてくれたんですが、1個しか覚えてなくて(笑)。でも、その1個がいまもめちゃめちゃ役立っているんです。
その仙人が俺にこう言ったんです。
「君、音楽やってるんだよね?
こうやって五線譜をどこでもいいから置いて自分で自分の気になるポイントを打つと、そこに見えない音階が出来上がるんだよ。これが『置き換え』ってワザ」
正直、意味がわからず、その日は「置き換え」って数式だけもらって理解しないで帰ったんですよ。でも、それから数カ月間、「置き換え」って言葉がめっちゃ気になっていたんです。
で、あるとき、わかったんです。それまでなんでわからなかったかというと、俺、音楽やってるのに、「五線譜」って言葉の意味がわからなかったんです(笑)。
五線譜って意味を知ったときに点と点が結ばれていくかのように俺の中で繫がって、「うわーそういうことだったんだ!」と。
たとえば、手を前に出して横にして、指と指の隙間を開けると五線譜になります。
いま、この本を作る取材で、渋谷の地下の会議室にいるんですが、俺の手を前に出して、横にして指を広げると5本の指が五線譜になって、その指の五線譜からはひすいさんの眼鏡が見えて、その隣に編集の佐藤さんが飲んでる飲み物のストローの先っちょがあって、コップ、ホワイトボードといった感じで目印をつけて、ラ、ド、ミとか、音階つけたら、自然とこの場で、もう音楽が生まれるんです。
そんなふうにして音楽を作ってるわけじゃないんですが、「置き換え」の発想は自分の人生にめちゃめちゃ役立っているんです。
◆「クリエイティブ」とは常に“置き換え”の世界
そもそもこの世界自体が置き換えられて作られてる。だって、全ての発祥はどこかの何かしらのサンプリングだから。この世界は、全てサンプリングされてできてるわけだから、置き換えてないものがないんです。
本質を抜く、本質を抽出する。その本質が見えたら、なんにでも置き換えることができるんです。
そもそもラップだって置き換えだ。母音(あいうえお)という本質を残して、柄である子音を置き換えていくのがラップ。
置き換えることで、嚙み合ってない相手ともチューニングを合わせられて、もっと仲良くなれるし、もっと自分の可能性を広げられるし、もっと自由に人生を遊べるようになるんです。
◆みんなが忘れ去った、地球ゲームの秘密(ひすいこたろう)
正義の中にいると、それ以上の成長はない。
なぜなら、変える必要がないと思ってるから。
美しさの中にいると、それ以上の成長はない。
なぜなら何一つ変える必要がないから。
変わらず、そのままでいる。そんなふうに何も変えずに、そのままを楽しみ続ける星もこの銀河にはある。しかし、そんなことに飽き飽きして、変わり続けるゲームをしようと決意した魂の冒険者が選ぶのが、この地球です。
いまより、さらに世界を良くしていこう、面白くしていこう、優しい世界にしていこうと、そのために自分の表現をするんだと決意した人が選ぶのが、この地球です。
本来、魂は「Mr.Freedom」、自由自在な無限の存在です。その自由自在な魂が三次元の制限のある肉体の中に入って生活するのが、この地球。
でも魂が肉体に宿ると、みんなそのことを忘れ去って「人生は思い通りにいかない」「自由が奪われた」と嘆きだす。
思い通どおりにいかないのは、当たり前。
三次元世界の大原則は、不自由だから。
思いどおりにいかない中で、不自由な中で、どう喜びを見出して生きていくかというゲーム設定がこの地球。
不自由だからこそ、自由が学べる。
だから、お金があれば自由になれるというのも幻想。お金を得るほどに、奪われるんじゃないかという恐れも比例して大きくなる。
だから、大富豪の人たちは、家に高い壁を作り警備も厳重になるんです。どこに行ったってどんなに成功したって、不自由さはついて回るのがこの地球。
その不自由さの中で、どう喜びを創造していくか、面白さをクリエイトしていくか、問題山積みの世界をどう良くしていくか、そんなチャレンジをしようという勇者が選ぶ星が地球。
不自由だからこそ、自由が学べる。
◆100%の自分を生きることが覚醒
地球で生きていたら、制限は多いし、それこそバランスを崩される。足をすくわれる。ゲームとして、難易度は高いんです。
でもだからこそ、不自由さの中に、自由を見出そうとする。美しさを見出そうとする。変わりたいって思う。変わる工夫をする。
問題山積みの世界を助け合って良くしようとする。
そこに、ドラマ、物語が生まれるんです。
この宇宙で最も面白い物語が生まれる場所が、この地球。
そして、君は、この難易度の高いゲームに挑戦したくて、冒険したくて、制限のある肉体の中に飛び込んで来た魂の勇者。
それ、忘れてたでしょ?(笑)
不自由さの中に自由を見つける経験を通じて、魂を成長させる喜びを味わうために作られたのが、この地球です。そのことを思い出して、全部を自分の個性として、100%の自分を生きることが覚醒です。
◆「好き」「好奇心」「遊び心」が三種の神器
このゲームを楽しむ鍵は、自分の「好き」って気持ちと「好奇心」、そして「遊び心」です。その3つの「三種の神器」を持って、自分を知る冒険の旅に出るんです。自分という新大陸はどこまでも深遠で、広大で、ロマンに溢れた新世界です。
自分は何者であるのか?
それをあなたが決めることができるんです。
【OZworld(オズワルド)】
沖縄生まれ沖縄育ち。フューチャリスティック・トライバル・ヒップホップを体現するアーティスト。1st Album 「OZWORLD」の収録曲“NINOKUNI feat. 唾奇”は、YouTubeに公開したミュージックビデオが2,800万回を超える代表曲で、衣装は世界的ブライダルファッションデザイナー桂由美が手がけるYumi Katsuraより提供を受けている。
また、日本で初めてHIP HOPアーティストとしてプロeスポーツチームに加入し、FENNELの正式メンバーとなる。
同郷アーティストのAwich、唾奇、Chico Carlitoと共に参加したラップ企画では、うちなーぐち(沖縄の方言)による独特なスタイルが海外でも大きな反響を呼んだ。
近年では、リアルとヴァーチャルがリンクする仮想世界「NiLLAND」でのNFTプロジェクト運営、ライブ来場者向けのデジタルコンテンツサービス「UTAGE3.0」の立ち上げなど、HIP HOPの枠に囚われない先進的な活動を展開している。
【ひすいこたろう】
80冊の著作を通して、ものの見方を追究し『3秒でハッピーになる名言セラピー』がディスカヴァーMESSAGE BOOK大賞で特別賞を受賞しベストセラーに。他にも『あした死ぬかもよ?』『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『今日、誰のために生きる?』(SHOGENとの共著 廣済堂出版)『幸せを超えるノート』(ソラトウミ舎)などベストセラー多数。『人生最後の日にガッツポーズして死ねるたったひとつの生き方』(A-Works)は著者の魂が炸裂する原点の1冊。YouTube名言セラピーはまもなく登録者70万人を超える。今回は、あなたの中の宇宙を復活させることがミッション。
初恋は太陽系。小学生の時、宇宙の写真集を見て、太陽系、そして銀河のあまりの美しさにときめき、宇宙に恋する。そして、この宇宙のために生きたいと決意。
「あなたの中の宇宙を復活させて、この星を一番面白い世界線へシフトさせてみせる!」がミッション。趣味は世界を変えること。