<中古マンション購入の注意点>戸建てから集合住宅1階に住み替えたい!メリット・デメリットを教えて

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2025年06月01日 09:30  ママスタセレクト

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マイホーム購入を検討するとき、新築の物件に手が出せないと、中古マンションが視野に入ってきますね。実物を見学した上で購入できたり、リフォームで内装を自分好みにできるのも中古マンションならではの魅力です。ママスタコミュニティのあるママからも中古マンションについてこんな投稿が寄せられました。
『私の両親は現在一軒家に住んでいます。しかしもう70代なので中古マンションへの住み替えを検討しています。中古マンションを購入する際、気を付ける点があれば教えてください。ちょうど1階が売りに出された物件があり、購入を考えているようです。値段は3,500万円ほどで駐車場、管理費などは月3万円前後だったと思います。1階だとエレベーターに乗る必要がないし、荷物があっても運ぶのに楽でいいかなと考えています。でもその反面、塀はあるものの防犯が気になっています。中古マンションを購入された方、マンションの1階にお住まいの方のご意見もお聞きしたいです』
投稿者さんの両親が中古マンションの購入を検討中とのこと。両親はこれまで戸建てに住んでいたため、マンションでもエレベーターの利用が必要のない1階の購入を検討しているようです。ただ、1階にも長所と短所があるため実際のところどうなのか知りたいようですね。1階という立地も含め、中古マンションの購入についての注意点をアドバイスしてもらいたいようです。

中古マンションの1階にニーズはある?



1階のデメリットは?

『中古マンションの1階を買ったら、売るときはなかなか売れないのを覚悟した方がいい』
『1階は、防犯と騒音を確認。他の人も書いているけれど、1階はやめる』
『1階は湿気凄いよ』
『1階は湿気、日当たりが悪いから人気がない』
中古マンションの1階は「住みやすさ」より「リスク」の印象の方が強いという意見が目立ちました。確かに1階は日当たりが悪く日差しが入りにくいため、昼間でも電気を付けていないと室内が暗いというイメージを持っている方も多いようです。特に高い建物に囲まれていたり、周囲に植栽や塀が多い場合は日中も室内が薄暗くなってしまうことがあります。なかには「1階なら日当たりがあまり良くないはずだし、冬場は寒いから床暖は必要になる」といったコメントも。確かに断熱性の面で不利になることもあり、場合によっては光熱費が上層階よりも高くなってしまう可能性も考えられます。

1階のメリットは?

『うちのマンションの1階は、専用庭の隣が1台分の駐車場になっていて人気だよ』
『犬を飼ってる、大量に本がある、防音室が欲しいなどといった理由で1階を好む人もいる。庭もあるしね』
『1階に住んでます。エレベーターを待つ必要がないのと、子どもが小さくて足音が気になるのでその点では満足しています。防犯面もあちこちに防犯カメラが付いているし、庭からの侵入に関しても危険な思いをしたことはありません。以前もマンションの1階に住んでいましたが、1階だと売れにくいということも特にないですよ。すぐに買い手が見つかりました。1階を好む人も多いのではないでしょうか』
1階といっても一概に「不利」とは言い切れず、専用庭がある物件であればむしろ人気があるケースも。特に小さなお子さんがいる家庭やペットを飼っている方は、下の階への騒音を気にせず暮らすことができます。そういった方にとって1階は非常に魅力的な選択肢になりそうですね。また荷物の出し入れがしやすい、避難経路がシンプルで安心、といった利点も見逃せません。ライフスタイルや家族構成によっては、1階は「デメリット」どころか「メリットだらけ」のベストな選択肢になり得るようですね。

管理体制は要チェック!


『管理状況が大事かなぁ。長期の修繕計画がしっかり組まれていて、修繕積立金を滞納しているお宅がないことは確認しておいた方が良いかも』
『管理費や修繕積立金の滞納者がいないこと。買う物件の現オーナー(売主)が滞納していると購入後に一括支払いを求められるかもしれないから注意』
マンションの管理体制の確認が大事なようですね。中古マンションの購入の際には建物の老朽化に備えて、何年後にどんな修繕を行うかの長期修繕計画がしっかり立てられているかをチェックした方が良さそうですね。計画が立てられていないと、いきなり大規模修繕費を徴収されるリスクもあるでしょう。またマンションの住民に修繕積立金を滞納している方がいると、計画通りに修繕ができないリスクもあります。さらにマンションの現オーナーが滞納している場合は、購入後に一括支払いを求められることもあるようです。買ってから後悔しないためにも、管理状況の確認をしっかりすることが必要ですね。

管理費と修繕積立金の増額リスクも見逃せない

『数年前に中古マンションを購入したけれど、先日一気に修繕積立金が倍に跳ね上がりました。何年後にどれくらい上がる見込みか、その物件にどれくらい貯金があるか分かる範囲で調べておいた方がいいかもしれません。戸数の少ないマンションほど、積立金の負担が予想外に大きくなることが多いようです。うちは比較的小規模なマンションなのですが、このままいくと老後には管理費と積立金だけで賃貸の家賃分くらいいきそうです。ローンを完済した後もずっと家賃を払ってるのと変わらない感じになりそうです』
『管理費の値上がり。知り合いが住んでいるマンションの管理費が6万円になったと言っていた』
管理費や修繕積立金については、現在の金額だけを見て「安いからお得」と判断してしまうのは危険です。将来的にこれらの費用は上がる可能性があり、その際に家計への影響が出てしまうかもしれません。今の段階で「この先どのくらい上がる見込みなのか」を知っておくことが必要になってきそうですね。
また戸数が少ないマンションではいざ大規模修繕をするとなった場合、1戸あたりの負担が大きくなる傾向があるようです。戸数が多いマンションと比べて、思った以上にコストがかかってしまうケースも。どのくらいの戸数・規模のマンションで、修繕積立金が将来的にどれほど増額される可能性があるのかを「長い目」で見た上で中古マンションの購入を検討した方が良さそうです。

両親が購入するマンションの場合、将来的に投稿者さんがその物件を相続する可能性もありますよね。そのことを考えると中古マンションを選ぶ際には、見た目の新しさやきれいさだけにとらわれず「見えない部分」にこそ注意を払っておくことが重要です。後悔しないためにも管理組合の資料や総会議事録の確認は怠らないようにしてくださいね。

文・安藤永遠 編集・あいぼん イラスト・んぎまむ

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