ガスペリーニ監督、9年指揮のアタランタ退任を表明「終止符を打つ決心を固めた」

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2025年06月01日 17:38  サッカーキング

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アタランタを離れるガスペリーニ監督 [写真]=Getty Images
 アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、今シーズン限りで同クラブを離れることを明らかにした。イタリアメディア『フットボール・イタリア』や大手メディア『ESPN』などが伝えている。

 現在67歳のガスペリーニ監督はジェノアやインテル、パレルモを率いた後、2016年7月にアタランタに就任。チームをセリエA上位争いの常連へ成長させると、2023−24シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)を制覇し、クラブを史上初の欧州タイトル獲得へと導いた。

 今季を3位で終えたアタランタとしてはガスペリーニ監督が10年目の指揮を執ることを望んでいるものの、今年2月には「物事にははじまりがあれば終わりもある。この契約に更新はない」と同監督が発言していたことから、去就には注目が集まっていた。

 そんななか、ガスペリーニ監督は地元紙『L'Eco di Bergamo』で「これまではこのような気持ちを伝えることができなかったけど、この9年間続いた素晴らしい物語に終止符を打つ決心を固めた。しかし、別れを告げるのは好きではない。アタランタの監督としてベルガモでの経験を終えることになるが、それ以外の全ては変わらない」と語りながら、次のように別れのメッセージを送った。

「クラブとの関係を解消したのは私自身であり、クラブやその役員に責任を負わせるべきではない。ただ、この決断を下す時が来たと理解しただけだ」

「ちょうど終わったばかりのシーズンで、私はできる限り最高の状態でチームを去ることだけを考えていた。そして、チームを3位に導き、チャンピオンズリーグ出場権を獲得し、再びヨーロッパ最高峰のスタジアムでプレーできる状況にすることができた」

「私たちは紛れもなく素晴らしい結果を達成することができた。もっと多くのことをやりたかったけど、残念ながら叶わなかった。それでも、私たちは共に多くの勝利を祝福した。きっとまた同じことを成し遂げられるだろう」

 なお、9年在籍したアタランタを離れるガスペリーニ監督は、ローマの新指揮官に就任することが濃厚となっており、3年契約を締結する予定であることが報じられている。

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