バグダッドの石油精製施設の背後に沈む夕日=2024年12月撮影(AFP時事) 【ロンドン時事】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は5月31日、オンラインで会合を開き、7月の供給量を前月から日量41万1000バレル増やすことで合意した。大幅増産は3カ月連続。石油在庫が低水準で推移するなど、市場環境は健全と判断した。
8カ国はサウジアラビアやロシア、イラクなど。OPECプラス全体での協調減産などとは別に、追加で日量220万バレルの自主減産を行っていたが、4月から減産量を徐々に縮小。5、6月はそれぞれ日量41万1000バレルを増産しており、自主減産の解消に向かっている。