きょうだいが目の前で絶命…恐怖で動けなくなった子猫を保護 トラウマと命の危機を乗り越え、先住猫と走り回るやんちゃ坊主に成長

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2025年06月01日 18:10  まいどなニュース

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ゴールドの瞳が素敵なテテちゃん(画像提供:つくきな ココテテさん)

今春、Xユーザー・つくきな ココテテさん(@tsukukina971)の娘さんが、小さな猫に出会いました。それが男の子の「テテ」ちゃんです。発見当時、テテちゃんはその場でじっと動かなかったといいます。そこには、悲しい理由がありました。

【写真】保護直前、生後5カ月のテテちゃん

建物の隙間で出会った子猫“ひとりぼっち”の理由に涙

テテちゃんとの出会いは2025年3月1日。高校生の娘さんが、学校帰りに建物の隙間でじっと動かない子猫を見つけたことがきっかけでした。

「毎日見に行っては『あの子をお迎えしたい』と言っていました。我が家にはすでに3匹の猫がいたので無理だと伝えていたんです。現場には寝床のようなものもあり、最初は外で飼われている猫だと思っていました」

しかし、ある日事情を知る人から衝撃の事実を知らされます。もともと3匹いた子猫は、1匹がカラスに襲われ、もう1匹は車に轢かれて亡くなっていたとのこと。テテちゃんは、その様子を目の前で見てしまい、怖くてその場から動けなくなっていたのです。

「さらに母猫も1週間ほど前から戻ってこなくなり、テテがひとりぼっちだとわかりました。それを聞いて、もういてもたってもいられなくなって。すぐに保護して病院へ連れていきました。『保護した以上、我が家で幸せにしてあげたい』。そう思ったんです」

こうしてテテちゃんは家族の一員に。当時、生後5カ月ほどでした。

お迎え直後に体調急変—夜間病院で緊迫した瞬間

保護直後から人馴れしている様子もあったテテちゃんですが、お迎えして2日目の夜、大きな心配事が起こります。

「突然、何度も嘔吐を繰り返してぐったりしてしまい、脱水も疑われたため、夜間病院へ連れて行くことに。抗生剤と吐きどめを打ってもらい、誤飲の可能性も指摘されましたが、幸いにも回復してくれてホッとしています」

テテちゃんはその後、元気を取り戻し、無邪気な末っ子として家中を駆け回るように。先住猫が3匹いる中での新生活が、少しずつ始まっていきました。

甘えん坊で負けず嫌い!頼もしい“末っ子男子”

現在、生後7カ月を迎えたテテちゃん。毎日が遊びといたずらでいっぱいです。

「とにかく元気で甘えん坊ですが、気の強い一面も見せます。先住猫に威嚇されても怯まずに飛びかかっていくんです。今日も頭をバシバシ叩かれたのに、まったく逃げようとしませんでした」

テテちゃんは、つくきなさん宅の4匹目で、唯一の男の子。迎えるにあたっては、不安もあったといいます。

「猫同士の相性や、4匹になることに正直迷いもありました。でも、テテや他の猫たちが無邪気に走り回ったり、お腹を見せてくれたりする姿を見ていると、『お迎えして本当に良かった』と心から思うんです。今では、家の中が猫たちの楽園のようで、その様子を眺めているだけで心が癒やされます」

たくさんの思い出とともに、今、テテちゃんに伝えたい言葉も教えてくれました。

「出会ってくれて、うちの子になってくれてありがとう。これからもずっと一緒に、楽しく過ごしていこうね」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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  • あーーーーーっ、アルテミスǭ
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