CL決勝で敗れたインテル、指揮官が去就について言及「数日中に話し合う」…現在はアル・ヒラルから高額オファーの噂

　インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は、今後数日中にクラブ首脳陣と自身の去就について話し合うことを認めた。31日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が同指揮官のコメントを伝えている。

　CL決勝が5月31日に行われ、インテルはパリ・サンジェルマン（PSG）と対戦した。前半のうちに2失点を喫すると、後半にも失点を重ね、0−5で大敗。2010年以来のCL制覇とはならなかった。

　2021年夏からインテルを指揮するシモーネ・インザーギは、2023−24シーズンにセリエA優勝を果たすなど、合計6個のタイトル獲得に貢献。CLでは優勝こそ逃したものの、ここ3シーズンで2度の決勝戦に導いている。そんなイタリア人指揮官には、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラルからの高額オファーが届いているとも報じられており、今夏の去就には注目を集めている。

　インテルは6月15日からアメリカ合衆国で行われるFIFAクラブワールドカップ2025（クラブW杯）に参加する。CL決勝後に、クラブW杯でインテルのベンチに座るのか問われた指揮官は、「その質問にどのように答えたらよいかわからない。とてもつらい敗北の後、敬意を礼儀を示すために会見に出席している」とコメント。さらに続けて、自身の将来について質問を受けると、「将来について話すには、今は失望が大きすぎる。7月13日から今日まで58試合を戦ってきたのに、現時点で将来について話すのは適切ではない」と返答した。

　しかしながら、近日中にクラブ首脳陣と会談の場を設けることを明らかにしており、「今後数日内に、クラブと話し合う。2度目の決勝で敗れたことは、あまりにも悔しい。クラブのみんなと冷静に話し合う時間は取れると思うよ」と語った。
　
　なお、イタリアメディア『スカイスポーツ』のジャンルカ・ディ・マルツィオ記者は、「アルヒラルはシモーネ・インザーギ監督の招へいに自信を持っている」と見解を示している。