<新潟県高校総体男子バスケットボール:帝京長岡92−75開志国際>◇1日◇最終日◇新潟市鳥屋野総合体育館
帝京長岡が決勝で開志国際に快勝し、4年ぶり6度目の頂点に立った。
タイムアップのブザーが鳴った。観客席の控え部員の大歓声に包まれ、コート上の帝京長岡のメンバーは誇らしげにガッツポーズを繰り返した。大会3連覇中の開志国際を第1クオーター(Q)で27−10と引き離してリズムに乗ると、そのまま押し切った。
立ち上がりからハードな守備と正確なシュートで先手を奪う。新1年生のガンビアからの留学生コンビ、Cトーレイ・モモドゥ(201センチ)とジョベ・パ・マリック(202センチ)がリング下の攻守で起点になった。チーム最多の20得点のSG赤沢翔心(しょうしん、3年)は「周囲のサポートや留学生を使うことを考えた」と胸を張る。柴田勲監督(56)は「3点シュートが決まり、リバウンドも取った。いい入りができた」と選手をたたえた。
「入学してから1度も勝っていなかった相手。うれしい」。ゲーム主将のPG佐藤汰頼(たいら、3年)は笑顔だ。前回優勝時のメンバーで21年ウインターカップ準優勝の主軸、島倉欧佑(同大4年)が母校で教育実習中。「しっかり守り切ること、コート外でも声を出すように言われた」(佐藤)と先輩のアドバイスも効果があった。
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現メンバーはインターハイは初めて経験する。佐藤は「本番までにもっと高いレベルのチームになる」と気を引き締めた。
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