山本由伸 今季最短となる4回途中4失点で降板、スプリットの制球が定まらずに四球から失点、ベンチでうなだれる

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2025年06月02日 09:49  TBS NEWS DIG

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■MLB ドジャースーヤンキース(日本時間2日、ドジャースタジアム)

ドジャースの山本由伸(26)が本拠地でのヤンキース戦に今季12度目の先発、3回2/3、96球を投げて、被安打7、奪三振2、四死球3、失点4(自責点4)。防御率は1.97から2.39。制球が定まらずに今季最短での降板となった。

レギュラーシーズンでは昨季、6月の初対戦では7回無失点7奪三振、ワールドシリーズでは7回途中1失点で勝ち投手、ヤンキースとは通算13回1/3で1失点、防御率は0.63と相性の良い山本。

1回、1死から2番・T.グリシャム(28)にフルカウントからレフト前ヒットを打たれると、迎えるは3番・ジャッジ(33)、山本は力勝負で2球連続ストレートで2ストライクに追い込むと、最後がスライダーでファーストファウルフライ。

2死を奪ったが、4番・B.ライス(26)は低めのスプリットに手を出してもらえずに四球、2死一、二塁のピンチで5番・J.ドミンゲス(22)にはスプリットが高めに入ってしまいレフト前へタイムリーと先制点を奪われた。

2回には先頭のDJ.ラメイヒュー(36)にストレートをライト前に運ばれて先頭打者を出塁。そして、9番・O.ペラーザ(24)の3球目、スプリットをキャッチャーのW.スミス(30)がパスボールで得点圏へ走者を進めてしまった。1死三塁で1番・P.ゴールドシュミット(37)を迎えると、山本は強気でスプリットを連投、ゴールドシュミットをサードゴロに打ち取り、走者を進めず、続く2番・グリシャムをストレートでセカンドフライに抑え込んで、無失点に抑えた。

0対1と1点を追うドジャースは2回、1死から5番・A.パヘス(24)がライト線へツーベースで出塁したが、6番・T.エドマン(30)の初球に3塁へ盗塁、しかし、タッチアウトで走者がいなくなってしまった。流れが切れたかに思えたが、エドマンがレフトスタンドへ9号ソロ、ドジャースが同点に追いついた。

3回、先頭のジャッジにカウント3-1から四球、先頭打者を出塁させると、4番・ライスには2ストライクと追い込みながらスプリットが落ち切らずにセンターへ12号勝ち越しツーラン、山本はマウンド上で苦笑いを浮かべた。

さらに、連打で2死一、三塁とピンチを招くと、9番・ペラーザの3球目でまたもスプリットを引っかけてしまい、今度はワイルドピッチで3塁走者がホームに還り、1対4とリードされた。

4回にも先頭の1番・ゴールドシュミットにヒットを許し、3イニング連続で先頭打者を出塁、1死一塁からジャッジと3度目の対戦。山本はスプリットの連投でカウント2-2と追い込むと、ストレートで勝負してセンターライナー、ここでD.ロバーツ監督(53)がダグアウトを出て、投手交代をコール。山本は今季最短となる3回2/3、96球4失点で降板となった。山本はベンチに戻ると、下を向きうなだれていた。
 

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