柏のFW木下康介、広島への完全移籍が決定「日立台でゴールし、勝利を喜び合えたことが一番の思い出」

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2025年06月02日 10:49  サッカーキング

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今季の第3節C大阪戦でゴールを挙げた木下 [写真]=柳澤健太
 サンフレッチェ広島は2日、柏レイソルからFW木下康介が完全移籍加入することを発表した。広島での背番号は「17」に決まっている。

 木下は1994年10月3日生まれの現在30歳。横浜FCの育成組織出身で、Jrユース、ユースと歩を進めたあと、高校卒業と同時に海外へ渡った。フライブルク(ドイツ)のセカンドチームでキャリアを積むと、その後はホンブルク(ドイツ)、ハルムスタッズ(スウェーデン)、シント・トロイデン(ベルギー)、スターベク(ノルウェー)と渡り歩き、2021年8月に“逆輸入”のかたちで浦和へ完全移籍加入。Jリーグでのキャリアをスタートさせると、2022シーズンは水戸ホーリーホック、2023シーズンは京都サンガF.C.でプレー。昨年より、柏に完全移籍加入していた。

 昨季は2024明治安田J1リーグで全38試合のピッチに立ち、10ゴールを挙げ、J1の舞台では初となる2桁得点を達成。迎えた今季は、ここまで行われた2025明治安田J1リーグで14試合出場3得点を記録。リカルド・ロドリゲス新監督の下、FW垣田裕暉やFW細谷真大とのポジション争いに身を置いたが、絶対的な定位置確保とはならず、途中出場で入る試合が主となっていた。

 完全移籍に際し、木下は柏を通してコメントを発表。シーズン真っ只中のマーケットでクラブを離れることへの申し訳なさを表明しつつ、最後は感謝の言葉を残した。

「柏レイソルに関わるすべての皆様、このたび、サンフレッチェ広島に移籍することになりました。まずはシーズン途中でチームを離れることになってしまったこと、申し訳なく思っています。色々な感情があり、葛藤しましたが、最後は自分でこの道を選びました。長いとは言えない期間でしたが、このクラブで共に戦えたこと、苦しい時期もありましたが支えて下さった皆様には感謝しかありません。日立台でゴールし、勝利を喜び合えたことが一番の思い出です。本当にありがとうございました!」

 一方で、新天地となる広島を通しては、「このクラブにすべてを捧げる覚悟で来ました。一つでも多くの勝利を目指し、共に戦っていきたいです。皆様にお会いできることを楽しみにしています」と意気込んだ。

 2025明治安田J1リーグ第19節終了時点で、柏は9勝7分3敗の勝ち点「34」を獲得し、暫定4位につけている。一方、広島は18試合を消化した段階で10勝2分6敗の勝ち点「32」を記録し、現在は暫定5位に位置する。


【ハイライト動画】木下の今季初ゴールは日立台で柏を勝利へ導く逆転弾





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