仙台への移籍が決定した小林心 [写真]=J.LEAGUE ベガルタ仙台は2日、高知ユナイテッドSCよりFW小林心が完全移籍加入することを発表した。なお、背番号は「59」に決定した。
現在24歳の小林は流通経済大学から2023年に高知に加入。Jリーグ初参戦となった今季はここまで2025明治安田J3リーグで13試合出場で10ゴールを挙げ、現在はJ3リーグの得点王となっており、4月度のJ3リーグの月間MVPに選出されていた。
移籍が決定した小林は仙台のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「ベガルタ仙台のファン、サポーターのみなさまはじめまして、高知ユナイテッドSCから加入することになりました、小林心です。このチームをJ1に昇格させるために、覚悟を持ってきました。まずはゴールという結果で、ファンのみなさんの心をつかみたいと思います。共に戦って必ずJ1に昇格しましょう。応援よろしくお願いします!」
そして、所属していた高知のクラブ公式サイトでは以下のようにコメントしている。
「今回の移籍の決断をするにあたり、かなり悩み苦しみました。他チームからオファーの話がくるまでは、このチームで全力で戦い、みんなと一緒にJ2の舞台に上がろうと、強く心に思い努力してきました。大学4年の時に、Jのどこのチームからも声がかからず悩んでいましたが、高知ユナイテッドから誘っていただきました。大学の方からは、JFLは環境も厳しくプロになるのは難しいと言われましたが、もう一度自分の力を試したくて、高知に行く事を決断しました」
「入団1年目、最初は思うように試合に絡めず悶々とした日々を過ごしていましたが、天皇杯のガンバ戦のゴールをきっかけに、自分の中でなにかを掴みました。2年目には開幕戦からのスタートダッシュに成功しリーグ戦の首位に立ちましたが、後半戦の急失速でメンタル的にもキツい日々を送りました。しかしそこで諦めず、みんなで踏ん張って史上初のJ3の入れ替え戦を勝ち抜き、高知に初のJクラブを誕生させ、自分もプロサッカー選手になる事ができました」
「濃密な時間を過ごした高知を去るという決断はかなり難しかったですが、サッカー選手として過ごせる時間を考えた時、やはりこのタイミングで新しい環境でチャレンジして、もう一段階自分を成長させなければならない、という考えに至りました」
「昨年の6月からホームで勝利していない状況での移籍はとても苦しく、申し訳ない気持ちもありますが、いつも応援してくれているサポーター、チームスタッフ、共に戦ってきたチームメイト、高知家のみんなの全ての想いを背負って行ってきます。移籍先で活躍する事が高知の人たちへの恩返しになると思うので、これからも今まで以上に努力しますので、応援宜しくお願い致します。2年半お世話になり、有難うございました」