今朝2日の北海道は氷点下の冷え込み 道内では5年連続での6月の冬日に

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2025年06月02日 11:28  日本気象協会

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日本気象協会

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今朝(2日)の北海道は道北や道東の内陸を中心に冷え込みが強まり、道内で最も低くなった中標津空港(根室地方)では、-2.0℃まで下がりました。道内で6月に冬日(最低気温が0℃未満)の地点が現れるのは、5年連続のこととなりました。明日3日朝は道北やオホーツク海側を中心に平年より気温が低くなりますが、その後は冷え込みが緩む見込みです。

過去には6月下旬の冬日の記録も

今朝(2日)の道内は、穏やかに晴れた所が多く、放射冷却の影響もあって冷え込みが強まりました。午前9時までの最低気温は、道内で最も低くなった中標津空港(根室地方)で-2.0℃、その他、中標津(根室地方)で-0.7℃、釧路市中徹別(釧路地方)で-0.4℃、別海(根室地方)で-0.1℃と、合計4地点で最低気温が0℃未満の冬日となりました。
北海道では6月でも最低気温が0度を下回ることはあり、道内で6月に冬日の地点が現れるのは5年連続のこととなります。2002年には、今朝冬日となった釧路市中徹別で6月26日に-1.2℃を記録したこともあります。

今週後半からは冷え込み緩む 今日が最後の冬日の可能性も

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明日(3日)朝の最低気温は、平年並みかやや低くなりますが、今朝と比べると冷え込みが弱まる見込みで、0度を下回る地点が出る可能性は低くなっています。また、その後はさらに冷え込みが緩み、最低気温は平年並みか高めに経過する見込みです。
初雪などの統計に用いられる寒候年(前年8月から当年7月までの期間)での、そのシーズン最後に道内で氷点下となる日は、直近30年の平均では6月4日頃で、2021年から2024年までは4年続けて6月上旬の冬日でシーズン最後となっています。そのため、今朝の冬日が今シーズン道内最後の冬日となるかもしれません。

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