インサイダー取引をした罪に問われている三井住友信託銀行の元部長に対し、検察側はきょう、懲役2年を求刑しました。
三井住友信託銀行の証券代行部門で部長職を務めていた片山肇被告（55）は、2022年12月からのおよそ2年間に、業務で知った未公開の情報をもとに複数回にわたって不正に株の取引をした罪に問われています。
きょうの裁判で検察側は、「重要情報を取得できる幹部職員の立場を悪用したもので、常習的で悪質」と指摘。さらに、「金融市場の公正性や健全性を損なった」として、片山被告に懲役2年を求刑しました。
一方、弁護側は「東京地検特捜部に自ら申告してから捜査が始まったので、自首が成立する」として、執行猶予付きの判決を求めました。
片山被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めていますが、裁判の最後、「もう一度人生をやり直すチャンスを頂きたい」と訴えました。
|
|
|
|
判決は来月4日に言い渡される予定です。
0件
地域
