ママスタ家事や育児をしながら仕事をするというのはとても大変。その人それぞれのキャパシティや家庭の事情もありますから、一概に正解はありません。そんななかママスタコミュニティには、「専業主婦でい続けようか、働き始めようか」と悩む投稿者さんからこんな投稿がありました。投稿者さんは高校生、中学生、小学生の3人のお子さんがいるママ。結婚してからずっと兼業主婦で、仕事と家事育児を両立しながら頑張ってきました。しかし体調を崩したことから専業主婦になったのだそう。
『旦那は激務、休みも不定期で、ほぼワンオペで毎日慌ただしくやってきました。子どもたちも大きくなりお手伝いしてくれますが、部活や習い事、塾などもあり大変です。3年前に血尿がでるようになり、急に涙が止まらなくなったり、やる気が起きなくなったりして、心療内科と病院に通いました。体も心もぼろぼろで2年前に専業になりました。私の給料は全額貯金だったこともあり、旦那の給料だけで生活はできています。専業になってからは初めて自分の時間を持てたり、趣味のお菓子作りに励んだり、ずっと見たかったドラマが観れたり、友達と会えたりできました。体調もよくなってきて病気も完治に向かっています。何より働いていた頃は旦那との喧嘩も多くギスギスしていた期間もありましたが、専業になってからは喧嘩もなく、むしろラブラブになれています。このまま専業でもいいなと思っているのですが、働いていないことに罪悪感もたまにあるので、何が正解かよく分かりません』
ずっと共働きの生活だったことから働いていないことに罪悪感を持っているという投稿者さん。専業主婦になったことで体調も安定してきたことから再び働き始めようかと思っているそうですが、何が正解なのかわからなくなっている様子です。そこでこのまま専業主婦でい続けるか、働き始めるかとママたちに意見を求めていました。
週2パートや趣味を仕事にしてみるのはどう？
『ほどほどに働いたらいいんでないの？ 週2パートで残りは自分の時間という感じで』
『中間は？ 週2〜3の5時間くらい扶養内で働くのがいいと思うよ。家の中にいるだけだと殻にこもってしまうから、少しだけ周りに目を向けられるようにたまには外に出る』
投稿者さんが前職で正社員だったのか、どんな職種だったのかはわかりませんでした。しかし仕事をしないことに罪悪感があるとのことですから、自分の仕事や仕事をしていることそのものに対して誇りを持っていたのではないでしょうか。しかし兼業主婦として3人のお子さんの子育てと仕事を両立してきたことから、心身のバランスを崩してしまった経緯もあります。こうした事情から、ママたちは「がっつりではなく、週に2日くらいのパートで働き始めたら？」というアドバイスがありました。無理のない範囲で働くことで気分転換にもなりつつ、自分でお金を稼いでいる自信にも繋がるのではないでしょうか。
病院の先生、旦那さん、お子さんに相談して決めるのがいいかも
『家族や両親に相談したら？ 病院の先生とか。全く会ったこともない人に意見を求めることが、まずもう視野が狭くなっている』
『他人の私たちに聞いて意味があるのかな。身体の重さとかわからないし、旦那さんの本心もわからないし、自分で考えて決めるしかないよね』
一方で投稿者さんの心身のバランスを崩した経緯と今の働きたい気持ちについては、「深い事情もよくわからないから、正解はわからないよ」という正直なコメントも寄せられていました。投稿者さんが専業主婦でい続けるべきか、再び働き始めるべきかという結論は投稿者さんだけでなく、家族にも影響が出る話です。病院にもかかっていたということから、顔も知らない他人が安易にアドバイスができる話ではないと感じるママが多いのも当然のこと。自分で決められないのであれば、まずは旦那さんや病院の先生、自分の親や友達などに相談してみることが大事ではないでしょうか。自分で決められないことを他人に委ねているという、投稿者さんの視野の狭さが気になったママもいました。
『子どもたちはどうなの？ 下の子が小学生だとしたら、学校から帰ってきて「お帰り」と言ってくれる喜びとか感じない？ ずっと働いてきているから、職場で得られた自分の立ち位置がなくなったから少し不安なのでは？ まずはある程度の時間は子どものためと思って専業主婦していてもいいと思う。下の子が中学に上がった頃にまた考えてみてはどうかな』
また下のお子さんがまだ小学生ということですから、お子さんのことを考えてみるとおのずと答えは出てくるかもしれません。専業主婦になったことでお子さんたちにどのようないい影響が出たのか、振り返ってみることをお勧めしていたママもいました。中学校に進学すれば部活や塾などで帰宅時間が遅くなるでしょうから、そのときになってから再び働き始めることを検討しても決して遅くはないでしょう。特に旦那さんのお給料だけで生活ができているわけですから、焦って結論を出す必要はないのではないでしょうか。
働いていないことへの罪悪感の理由を考え直してみて
『要するに自分に自信がないんじゃないの？ 旦那だけの給料で生活できるのに、働いていないことに罪悪感って、「やっぱりこのままではダメだ」という察知と危機感があるんだと思うよ。まあいざ1人になったとき用に資格取得とか必要かもね』
『1番問題なのは働いていないことへの罪悪感だね。それはどこでそう思うのか。例えば他人から言われる、特に家族や義親系とか？ ただ勝手に思い込んでいるなら、今すぐその考えを変えればいいと思う。「そもそも働く意味や理由は？」と』
ママたちの多くが気になったのは、投稿者さんの「働いていないことへの罪悪感」という部分でした。もしかしたら投稿者さんは、仕事をしてお金を稼いでいないことに旦那さんへの申し訳なさや、社会との繋がりの希薄さなどを感じているのかもしれません。しかし仕事をしてお給料をもらうことだけが働くというわけではないはず。専業主婦として家事育児をこなし、家庭をしっかり回していることもまた「働いている」ことだと、自分自身で認識してもいいのではないでしょうか。この「働いていないことへの罪悪感」について、投稿者さんがもっと向き合って考えていくべきだというアドバイスもありました。そう思ってしまう理由や自分の性格などが改めてわかってくると、仕事復帰せずにこのままでもいいと自分を納得させてあげられるかもしれません。もしくは「やっぱり仕事がしたい！」と強く思い直すきっかけになる可能性も。そして専業主婦でい続けるか、仕事復帰をするかの結論は、他の誰でもなく投稿者さん自身が決めたことが正解ではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・猫田カヨ
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