杉田智和、石田彰、佐倉綾音、岡本信彦、諏訪部順一ら出演！音楽朗読劇「READING HIGH 義経千本桜」舞台写真が到着

杉田智和、石田彰、佐倉綾音、岡本信彦、諏訪部順一らが出演する音楽朗読劇「READING HIGH premium『TAIL to TALE ~Story from ~』」が、2025年5月31日・6月1日に東京のTHEATER MILANO-Zaにて上演された。チケットが早々に完売し、満員御礼で初日公演を終えた劇場からキャストの舞台写真が到着した。

「READING HIGH premium『TAIL to TALE ~Story from 義経千本桜~』」は、room NB（ソニーミュージックグループ）が劇作家・演出家の藤沢文翁と立ち上げた音楽朗読劇ブランド「READING HIGH」による、超豪華キャストでのプレミアム上演だ。

「義経千本桜」といえば、三大歌舞伎のひとつとして名高い、歴史的傑作として知られる。兄である源頼朝に命を狙われた義経が、弁慶らと共に奥州平泉まで亡命したその道中、源九郎狐という子狐に出会う物語だ。本作では、藤沢によるオリジナル脚本でその4年後が描かれた。藤沢作品のなかでも再演の要望が多かった今作が、「READING HIGH」バージョンとして満を持しての上演となった。
源義経役に杉田智和、金売り吉次役に石田彰、源九郎狐役に佐倉綾音、藤原泰衡役に岡本信彦、武蔵坊弁慶役に諏訪部順一と、豪華キャストが名を連ねる。うち石田、佐倉、岡本はこれで「READING HIGH」シリーズ初出演を果たした。

源義経役の杉田は、名将として誰からも愛される人格者であったかつての姿から、瞳の生気は消え失せ、やがて討ち取られる日をただ待つだけの自暴自棄な男になってしまった様子を見事に表現する。
佐倉は、ひとりぼっちになった義経を守り続ける源九郎狐役を、愛らしさと純粋さに満ちた演技で体現した。義経のためにまっすぐな思いで奔走する姿、そして義経とのやりとりは多くの観客の胸を打った。

藤原泰衡を演じた岡本は、偉大な父や源頼朝との間で揺れる複雑な葛藤を、人間味あふれる演技で表現する。歴史上“悪役”とされる人物像に、新たな解釈をもたらした。石田が演じる金売り吉次は、正義や悪にとらわれず、損得で動く商人として登場した。歌舞伎を思わせる迫力ある台詞回しも披露し、観客を魅了した。

武蔵坊弁慶役の諏訪部は、頭脳明晰にして天下無双の名将の姿そのものだ。源九郎狐が化けた弁慶と、回想の中での本物の弁慶を演じ分け、その存在感で舞台を牽引した。5名それぞれが存分に個性を発揮し、作品に深みを増す演技を披露していた。

さらに、「READING HIGH」シリーズの大きな魅力のひとつには、バンドメンバーによる生演奏がある。作曲家で音楽監督も務める村中俊之が本作のために書き下ろした楽曲を、村中俊之（バンドマスター・チェロ・ドラム・キーボード・ギター）、小畑貴裕（キーボード）、稲泉りん（ボーカル）、古田土明歌（ボーカル・フルート）の 4名が演奏した。少人数での編成ながらも、それぞれが複数の楽器や声色を使い分け、幾重にも折り重なった美しい旋律は圧巻そのものだ。

楽曲には村中が今作のために教えを受けたという「常磐津」のエッセンスが加わり、さらに藤沢による日本語詞・英語詞の歌が乗ることで、「READING HIGH」の無二の世界観が表現された。観客を物語の世界へとより一層深く引き込んでいった。

■ 公演概要
公演タイトル：音楽朗読劇READING HIGH premium 『TAIL to TALE ~Story from 義経千本桜~』
キャッチコピー：義経 最期の物語 それは涙のような夜桜でした
日時:2025年5月31日(土)
＜昼の部＞ 開場13:15／開演14:00 ＜夜の部＞開場17:45／開演18:30
6 月1日(日)
＜昼の部＞ 開場11:15／開演12:00 ＜夜の部＞開場15:45／開演16:30
※開場・開演時間は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
会場：THEATER MILANO-Za（東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1号 東急歌舞伎町タワー6階）
原作・脚本・作詞・演出：藤沢文翁
作曲・音楽監督：村中俊之
出演：杉田智和（源義経 役）、石田彰（金売り吉次 役）、佐倉綾音（源九郎狐 役）、岡本信彦（藤原泰衡 役）、諏訪部順一（武蔵坊弁慶 役）
ミュージシャン：村中俊之（バンドマスター・チェロ・ドラム・キーボード・ギター）・小畑貴裕（キーボード）・稲泉りん（ボーカル）・古田土明歌（ボーカル・フルート）
制作：ライブエグザム
主催：room NB (ソニーミュージックグループ)