アートヴィレッジフェスを開催=京都市〔地域〕

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2025年06月02日 17:31  時事通信社

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時事通信社

絵を描く衣笠泰介氏=1日午前、京都市の立命館大衣笠キャンパス
 京都市北西部の立命館大衣笠キャンパスで1日、芸術の発信・交流イベント「衣笠アートヴィレッジフェスティバル」が初めて開催された。障害者絵画の展示・実演のほか、近隣の神社仏閣・美術館でもさまざまな企画が行われた。

 衣笠地域は明治末期から大正にかけて多くの日本画家が居住し、「衣笠絵描き村」と呼ばれた。立命館大は同地域を芸術の発信拠点として復興することを目指し、第1弾としてフェスティバルを開催した。

 キャンパス内には障害者13人の絵画21作品を紹介する仮囲いを設置。京都府で活動する衣笠泰介氏による絵画の実演も行われた。キャンパス内と近隣の仁和寺の敷地内で低速電動車を運行。仁和寺では、同大の学生ボランティアが乗客にガイドを行った。

 同大は毎年6月第一日曜日を「アートの日」と定め、イベントを毎年実施するとしている。2026年4月には同キャンパス内に芸術関連の学部と大学院を設置する予定。仲谷善雄総長は「アートを軸としたまちづくりを通じて衣笠の魅力を発信したい」と話した。 

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