
ここ数年、市場でも存在感を高めてきた「Xiaomi(シャオミ)」のスマートフォンですが、かなり多くの機種が発売されていて「それぞれの違いはなんだろうか」と悩んでしまいがちです。
ここでは、Xiaomiが展開しているブランドやシリーズごとに、どういった特徴があるのか紹介していきます。
●Xiaomiシリーズ:ライカ監修のハイエンドカメラが特徴
同社のメインブランドとして展開されているのが、社名と同じ「Xiaomi(シャオミ)」の名を冠するスマートフォンシリーズです。
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同シリーズは、最新技術や高性能カメラを搭載したハイエンドモデルを中心に構成されており、ライカとの共同開発によるカメラや、高品質なディスプレイ、急速充電への対応などが特徴です。
ただし、その中でも細かく分類されており、製品名に「T」のないフラグシップと、「T」の付いた廉価モデルに分かれることを理解しておきましょう。
Xiaomi 15シリーズ
例えば、本記事執筆時点では「Xiaomi 15」シリーズが、最上位の「Xiaomi 15 Ultra」(17万9900円、税込、以下同)、スタンダードの「Xiaomi 15」(12万3000円)というように分かれています。
Xiaomi 14Tシリーズ
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「T」のつく廉価シリーズについても、上位の「Xiaomi 14T Pro」、スタンダードの「Xiaomi 14T」と分かれています。
●Redmiシリーズ:コスパ重視のラインアップが特徴
「Redmi(レッドミー)」は、コストパフォーマンスに優れたミドルレンジモデルからエントリーモデルを展開するブランドです。
手ごろな価格帯でありつつ、カメラやバッテリー持ちなど、ポイントを絞って仕様を充実させています。
こちらはミッドレンジの「Redmi Note Pro」シリーズと、エントリーモデルである「C」のつくシリーズに分かれます。
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執筆時点では、最新のナンバリングとして「Redmi Note 14 Pro 5G」(4万5980円)、「Redmi 14C」(1万7980円)が展開されています。
●POCOシリーズ:オンライン専売のサブブランド
「POCO(ポコ)」はオンライン専売で展開されているサブブランドです。
こちらのシリーズは、よりガジェットに詳しい層がターゲットになっており、ゲーミング用途なども含むパフォーマンス重視の構成になっているのが特徴です。
そして、POCOのなかでも、さらにランクが分かれています。国内展開されている機種としては、フラグシップの「F」、ミドルハイの「X」、ミドルレンジの「M」の3つを把握しておきましょう。
最新のナンバリングでは、フラグシップの「F」シリーズとして最上位の「POCO F7 Ultra」(9万9980円)と、それに続く「POCO F7 Pro」(6万9980円)が、ミドルハイの「X」シリーズとして「POCO X7 Pro」(4万9980円)が、ミドルの「M」シリーズとして「POCO M7 Pro 5G」(2万9980円)がラインアップされています。
POCO F7シリーズ
POCO X7シリーズ
POCO M7シリーズ
●まとめ
Xiaomiのスマートフォンは、メインブランドの「Xiaomi」シリーズ、コスパ重視の「Redmi」シリーズ、オンライン専売のサブブランド「POCO」シリーズの3つに分かれているのが特徴です。
さらに、それぞれのブランドごとに、上位モデル・下位モデルが細かく展開されています。これまで紹介してきたように、日本国内で展開されている機種だけを並べても、相当数あるのがわかります。
コストパフォーマンスが高い機種が多く、選択肢が豊富なことは魅力ですが、こういった複雑なラインアップゆえの、消費者視点でのわかりづらさも同時にあります。
なんとなく気になる機種がある場合には、その機種がどういった位置付けにあるのかを俯瞰してみると、比較検討すべき候補が見えてくるかもしれません。
この記事では、各機種の詳細などについては割愛したので、気になる機種の詳細なスペックなどについては、製品サイト等でじっくり確認してみてください。