画像提供:マイナビニュース秩父鉄道と三岐鉄道は、両社が保有する電気機関車の塗装を入れ替えて運行すると発表した。秩父鉄道は6月中旬から、三岐鉄道は7月から運行開始する。
両社とも国内では少なくなった旅客輸送と貨物輸送の両方を行う私鉄として知られる。2000年に秩父鉄道から三岐鉄道へ電気機関車2両が譲渡された。今回の取組みは、鉄道貨物輸送が環境負荷低減やSDGsに貢献する輸送手段であることを広く伝えることを目的に実施される。
塗装入替えの対象となる電気機関車は、青地に白帯の秩父鉄道EL303号機と、茶色地に黄色帯の三岐鉄道EL303号機。「コラボ塗装」として塗装色をそっくり入れ替え、秩父鉄道は羽生〜三峰口間と武川〜三ヶ尻間、三岐鉄道は富田〜東藤原間で運行する。
6月21日には、秩父鉄道広瀬川原車両基地で三岐鉄道カラーを施したEL303号機の夜間撮影会を17時45分から19時30分まで開催。撮影会限定のヘッドマークを掲出する。参加費は1人2万円。記念乗車券と秩父鉄道グッズが参加特典として進呈される。中学生以上を対象としており、6月6日10時から秩父鉄道のサイトで申込みを受け付ける。
なお、コラボ塗装を記念した記念乗車券も制作された。特製台紙付きのC型硬券2枚セットで、発売額は1,200円。秩父鉄道の羽生駅、熊谷駅、武川駅、寄居駅、秩父駅、御花畑駅、影森駅と、通販サイト「ちちてつe-shop」で6月21日から8月31日まで販売される。数量限定のため、売り切れ次第、終了となる。(佐々木康弘)