対日投資、30年代前半150兆円に=脱炭素やAI強化へ工場誘致―政府
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2025年06月02日 20:01 時事通信社

政府は2日、海外からの投資資金の呼び込みを目指し、対日直接投資残高を2030年代前半のできるだけ早期に150兆円へ拡大する新たな目標を決定した。30年に100兆円としていた従来目標も見直し、120兆円に引き上げた。脱炭素化や人工知能(AI)、半導体などの戦略分野を中心に、地域への波及効果が期待できる海外企業の工場誘致を後押しする。
同日開いた対日直接投資推進会議で、新たな目標を盛り込んだ「対日直接投資促進プログラム」をまとめた。新目標は経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に反映させる。赤沢亮正経済財政担当相は会議の席上、「成長型経済への移行を確実なものとするため、海外活力を積極的に取り込むことが必要不可欠だ」と強調した。
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