【ラグビー】箕内拓郎氏「申し訳ないと思っていた」歴代日本代表主将が支え続ける企業に感謝

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2025年06月02日 20:20  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

大正製薬の日本代表協賛25年目を記念した主将対談企画に参加した左から箕内拓郎氏、菊谷崇氏、廣瀬俊朗氏(撮影・松本航)

ラグビー日本代表で主将を務めた箕内拓郎氏(49)菊谷崇氏(45)廣瀬俊朗氏(43)が2日、ともに歩んできた大正製薬への感謝を込めた。


同社が日本代表協賛25年目を迎えたことを記念し、都内で対談企画に参加。大正製薬は01年からスポンサーとなり、02年から「リポビタンDチャレンジカップ」を行ってきた。


箕内氏は26歳だった02年5月19日ロシア戦(東京・国立競技場)が代表初キャップ。いきなり主将に抜てきされた。大正製薬と自らの歩みと重ねて「ファーストキャップからですからね。時代を感じますよね。いろいろな人のご尽力でこういう形になったんでしょうけれど、結果が出ていない日本代表(へのサポート)に感謝しかないし、申し訳ないと思っていました。サポートをしていただいて、今がある」とかみしめた。


菊谷氏は25歳だった05年11月5日スペイン戦(東京・秩父宮ラグビー場)が初キャップで、08年から主将を務めた。01年当時は大阪体育大4年だったこともあり「僕は胸に『リポビタンD』と入っているジャージーを着ることが目標でした。主将になってからは、国内で相手を呼んでのテストマッチにトロフィーがある。掲げないと申し訳ない気持ちがありました」と懐かしそうに振り返った。


廣瀬氏は25歳だった07年4月29日の香港戦(秩父宮)で初キャップを獲得。12年から主将を担い「(ジャージーの胸にリポビタンDが)当たり前のような感じでした。ないことを経験したことがない。他の国は(ジャージーの胸が)結構変わるのに、勝てない時を含めて25年と考えたら、あらためてすごいことだと思います」と力を込めた。


25年夏の代表活動も6月28日のマオリ・オールブラックス戦(秩父宮)、7月5日(福岡・ミクニワールドスタジアム北九州)と12日(兵庫・ノエビアスタジアム神戸)のウェールズ戦が「リポビタンDチャレンジカップ2025」として開催される。箕内氏は「『こういう戦い方をして勝っていくんだ』というイメージを見せてもらえれば」と後輩たちの健闘を願い、歴史的勝利を挙げた13年ウェールズ戦に先発していた菊谷氏は「日本代表として、テストマッチには勝たないといけない。泥くさく、1点でもいいから、どれだけ勝てるか。勝ちに貪欲にプレーしているか、注目してもらえればいいと思います」とファンに呼びかけた。


廣瀬氏は19年W杯日本大会でウェールズの事前キャンプ地となった北九州市の“おもてなし”にも着目した。過去の関係性を踏まえて「あそこで日本とウェールズが戦うのは、すごくいい。北九州はウェールズ推しで、すごく盛り上がっています。神戸も阪神・淡路大震災から30年の節目の年。歴史的なことも踏まえて戦っていくのは、すごく大切だと思います」と盛況を願った。【松本航】

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