米X(旧Twitter)は6月1日(日本時間)までに、新たなメッセージ機能「Chat」のβ版を一部ユーザー向けに提供開始した。X社からの公式発表は確認されていないが、6月1日以降、スマートフォン版アプリで新UIを確認したユーザーのSNS投稿が相次いでおり、アプリのメニューに「Chat(BETA)」と表示された画像なども共有されている。
【画像】「消えるメッセージ」も利用可能に 新しいチャット機能の使い方は?(計5枚)
プレスリリースなどは出ていないが、Xが公開している「暗号化ダイレクトメッセージ」についてのヘルプページによると、同機能は既存のDM機能と独立した新機能。Xは「全ての端末間でエンドツーエンドの暗号化(E2EE)が適用される」と説明している。この仕組みにより、Xを含め第三者がメッセージを読むことはできないとしている。従来のDM機能も、これまで通り利用できる。
初回起動時には「メッセージが完全に暗号化されるようになりました」との案内が表示され、4桁のPINコードを設定することで、チャット機能を介したメッセージのやりとりが可能になる。
Xのヘルプページによると、暗号化されたメッセージの送受信には「送信者と受信者のいずれもが最新のXアプリを使用している」「双方が認証済みアカウント(または認証済み組織の関連アカウント)である」「受信者が送信者をフォローしている、または過去にやりとりの履歴があること」といった条件がある。
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ヘルプページによれば、暗号化メッセージを送信する条件を満たしているユーザーがメッセージアイコンをクリックすると、「暗号化」モードを有効にするためのスイッチが表示されるという。対応する受信者を選択し、メッセージを送信すると、暗号化された形でやりとりが行われる。会話画面や情報ページには「メッセージは暗号化されています」といったラベルが表示され、メッセージの一覧画面でも鍵マークが付く仕様とされている。
ただし、記者が確認した環境(未認証アカウント)でも、新しいチャット機能へは左側メニューからアクセスすることができた。PINコードを設定済みのアカウント間でメッセージの送受信は可能だったが、暗号化状態を示す鍵マークやラベル、スイッチの表示は確認できなかった。送受信画面では、写真やGIF画像の他、DM機能ではできないファイルの送信が可能となっていた。
会話情報ページには「消えるメッセージ」の設定項目が表示されており、やりとりが送信後に一定時間で自動削除されるモードも利用できた。
β版の対象ユーザーや提供条件は明らかになっていない。
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