牝馬による春秋GP制覇 リスグラシュー&クロノジェネシス

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2025年06月03日 08:00  netkeiba

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宝塚記念2025に出走予定のレガレイラ(24年12月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)
 今年の宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)にはレガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)に史上3頭目となる牝馬の春秋グランプリ制覇がかかる。そこでこの機会に、過去に達成した2頭の名牝を振り返りたい。

 1頭目はリスグラシューだ。大舞台では詰めが甘いイメージだったが、4歳時のエリザベス女王杯でGI初制覇。そして5歳夏から最盛期を迎える。宝塚記念ではキセキやレイデオロ、スワーヴリチャードなどの強豪牡馬を寄せ付けず、GI・2勝目をゲット。続く豪G1・コックスプレートも圧勝すると、ラストランには有馬記念を選択する。名牝アーモンドアイが参戦したとあって2番人気に甘んじたが、直線でバキュンと突き抜けて5馬身差の圧勝。牝馬では史上初となる春秋グランプリ制覇で、有終の美を飾った。

 2頭目はクロノジェネシスだ。2歳秋のデビューから5歳末の引退まで一線級で走り続けた名牝。4歳時の宝塚記念では道悪を味方につけて6馬身差の圧勝。続く天皇賞(秋)はアーモンドアイ、フィエールマンに続く3着に終わったが、有馬記念で巻き返す。後方から向正面で先団まで押し上げると、直線でもうひと伸び。外から迫るサラキアをクビ差凌ぎ、春秋グランプリ制覇を成し遂げた。年が明けて5歳となると、ドバイシーマクラシックの2着を挟み、宝塚記念を快勝。スピードシンボリ、グラスワンダーに続いて史上3頭目のグランプリ3連覇を果たすこととなる。

 さぁ、レガレイラは同じくノーザンファーム生産の先輩2頭に続くことができるか。その走りに要注目となる。

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