日常的に長時間労働をしたい理由は何か。働き方改革コンサルティングを手掛けるワーク・ライフバランス(東京都港区)が調査したところ、1位は「より残業代を稼ぎたいため」(41.3%)で、「業務が楽しいため」は7.3%にとどまった。
長時間労働を希望する人の理由として、「より残業代を稼ぎたいため」(41.3%)がトップ。「新しい技術や知識を学び成長・キャリアアップしたい」(25.3%)、「チームや同僚をサポートしたいため」(13.2%)が続いた。
長期的な残業を望まない人を対象に、残業せざるを得ない理由を聞いた。「業務の積み残し」(16.9%)や「残業代を稼ぐため」(9.4%)といった声が多く、「キャリアアップ」(2.0%)や「業務の楽しさ」(2.0%)など前向きな理由は少数にとどまった。
同社は「定時内で仕事が終わる仕組みづくりや、残業が見込まれる際に声をかけ合う環境づくりのほか、業務の見える化と定期的なチェック体制も効果的」と分析する。
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会社から労働時間削減を求められた場合について「私生活の時間で自己研鑽(けんさん)を行う」(31.2%)、「限られた時間内で効率よく成長を目指す」(27.7%)、「副業などを通じてスキルを磨く」(24.8%)が上位を占めた。「長時間労働以外の成長方法が分からない」(18.5%)といった声も一定数あった。
年代別で見ると、20代は「私生活の時間で自己研鑽」(42.9%)、50代は「限られた時間内で効率よく成長」(40.0%)がそれぞれ最も多かった。
インターネットによる調査で、20〜59歳の働く男女1109人が回答した。調査期間は2月7〜10日。
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