家庭菜園の定番であるナスを面白いほど採れるようにする方法が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で13万回を超えています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「『カーメン君』ガーデンチャンネル」を運営しているカーメンさん。総合園芸専門店に20年間勤め、初心者にも分かりやすく園芸の楽しみ方や裏技を公開しています。
今回はナスの育て方を紹介。カーメンさんによると栽培のポイントは水と肥料をしっかり与え、剪定(せんてい)を行い枝を必要な本数に留めておくことだそうです。
ナスの根はやや横に広がりながら下へと伸びていきます。そのためプランターや鉢で育てる際は、カーメンさんが動画内で紹介しているような20リットルの土が入る底の深いものを用意。根があちこちから水と養分を吸い取れるようにします。
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植物の種類によっては、最初から肥料を与えすぎると生育に支障をきたすケースもありますがナスは例外。株を大きくしようとするナスの要求に応えつつ、夏から秋にかけて実が取れるように元肥と追肥はしっかり与えます。
根の伸び方と肥料の事を考慮した上で、鉢の中に市販の培養土を投入。鉢の中ほどまで土を入れたら元肥などを加えてかき混ぜます。その後さらに土を追加。鉢上部の土にも肥料を混ぜ込みました。
ポットから出した苗の根鉢を崩さず、そのまま土の中へセット。鉢底から出てくる程にたくさんの水を与えました。ナスは比較的乾燥に強いですが、水が少ないと株が弱って結実しなくなったり、実自体が硬くなったりしてしまいます。
なお、ナスに必要な量以上の水分が土中にとどまっていると青枯病などを引き起こす原因になるため、株のサイズと与える水の量には注意。株が全体的に大きくなるまでは、土が乾いてから水やりを実施するよう呼び掛けています。
苗はまだ小さいので、この段階で支柱をセットし固定。最終的な支柱の本数は、1株のナスから何本の太い枝を生やすかで決まります。ナスの枝は伸ばし放題にせず、株元からヒョロリと生えているようなものはカット。主軸となる2〜4本の太い枝だけが生えている状態にします。
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一般的には3本の枝を残しますが実の量も多くなるため、土の量が限られているプランターや鉢植えの場合、残すのは2本。株が成長したら立てる支柱も2本にして、交差するように突き立てます。
動画では、畑での育て方も解説。大部分は鉢植えと変わりませんが、トマトやジャガイモを過去に同じ場所で栽培していた場合は、連作障害に注意しなければなりません。場所を変えるか、あらかじめ土壌改良をしておく必要があります。
5月に栽培を始めたと想定しているので元肥は畝の近くに埋め込み、成長したナスが後で利用できるようにしておきます。畝の高さは20〜30センチ。畝そのものが高いので、マルチシートは幅広のものを使いました。
マルチシートに穴を開けた後、コップ1杯の水を注入してから苗を植え付けます。真下に水がたまっているので、ナスの根が下へと伸びやすくなるそうです。
株の間隔は50〜60センチ空けて、追肥は実を採った際の株の大きさに合わせて投与。枝が伸びてからだと作業しにくくなるため、苗を植えたら3本の支柱を先んじて突き立てます。これでナスの植え付けは完了です!
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カーメンさんは、過去に公開したナスの更新剪定(せんてい)に関する動画もあらためて紹介。丁寧な解説動画には、「ナスは丈夫で育てやすくて大好き」「説明の分かりやすさが段違いに良い」「育て方調べようとしてたところだったので助かります!」などのコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「『カーメン君』ガーデンチャンネル」では、植物好きのための園芸エンターテインメントな動画を公開中。オクラやキュウリの育て方など、園芸に関するさまざまな情報を発信しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「『カーメン君』ガーデンチャンネル」さん
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