安田記念2025に出走予定のジュンブロッサム(24年10月撮影、ユーザー提供:zatsumuさん) 武豊騎手がジュンブロッサム(牡6、栗東・友道康夫厩舎)で、安田記念(3歳上・GI・芝1600m)の16年ぶり4勝目を狙う。
武豊騎手はこれまで安田記念に31回参戦。90年にオグリキャップで初騎乗初制覇を果たすと、95年にハートレイク、09年にはウオッカでも勝利。通算3勝は川田将雅騎手と並んで現役トップタイの数字となる。
今年のパートナーはジュンブロッサムだ。名門・友道厩舎のワールドエース産駒。武豊騎手の手綱でダート重賞を3勝したゴールドティアラの孫となる。昨年の富士Sで重賞初制覇。その後はマイルCS、東京新聞杯と2戦連続で10着だったが、武豊騎手が3年2カ月ぶりに騎乗した前走のマイラーズCで2着に好走し、復調を示している。今回は一気に相手が強くなるものの、舞台は重賞勝ちの実績がある東京芝1600m。自慢の末脚が生きる流れになれば、見せ場以上があっても驚けない。
武豊騎手にとっては現役単独トップの安田記念4勝目がかかる一戦だ。先週の目黒記念をアドマイヤテラで制し、デビューからの連続年JRA重賞勝利記録を「39」に伸ばしたレジェンド。今週は熟練の手綱捌きでパートナーをGIタイトルに導いてほしい。