オルモがヤマルを語る [写真]=Getty Images 5日にUEFAネーションズリーグ2024−25(UNL)の準決勝を控えるスペイン代表MFダニ・オルモ(バルセロナ)が、代表と所属クラブのチームメイトであるFWラミン・ヤマルについて語った。2日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
昨夏にEURO2024で大会得点王となり、スペイン代表を史上最多4度目の同大会優勝に導いた後、ダニ・オルモはラ・マシア出発から10年の歳月を経てトップチームに加わった。すると、シーズンを通して何度か負傷離脱こそあったが、デビュー戦から始まったリーグ戦3試合連続ゴールなど、EURO2024で見せたハイクオリティを継続。公式戦39試合に出場し、キャリアハイタイとなる12得点を記録。バルセロナの国内3冠(ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ)に大きく貢献した。
そんなオルモは、UNL連覇を掲げるスペイン代表にも選出されており、5日に準決勝でフランス代表と対戦。1年前のEURO2024・準決勝の再戦となり、その試合で逆転ゴールを決めた同選手は「ほぼ決勝戦のようなものと言えるだろう。もちろん勝利以外を求めてないし、試合に向けたモチベーションも高まっている。EUROでの前回対戦時に良い感触を得た。彼らはリベンジに燃えているだろうけど、僕たちだってファイナルに進出のために準備万端だ」と雪辱に期する相手を返り討ちにする、と意気込んだ。
またオルモは、代表と所属クラブのチームメイトであるFWラミン・ヤマルに言及。17歳で迎えた今シーズンに公式戦18得点21アシストと傑出した数字を残すとともに、数々の記録も塗り替えた末恐ろしい“後輩”については、「彼は普通の少年だよ。落ち着いていて、努力家で…地に足がついている。自分だけの個性を持っているけど、特別な扱いをする必要もない。だって彼は、チームとともに努力すれば、スペイン代表やバルセロナですでに成し遂げたような大きな成果をもう一度達成できると知っているんだ。さらに学び、成長し、これまでに示した以上の選手になりたいと意欲を燃やしている」と驕ったような態度を見せず、さらなる成長を求める姿勢を明らかにした。
欧州王者として、UNL連覇がかせられるスペイン代表。5日の準決勝、そして8日の決勝戦(ドイツ代表とポルトガル代表の勝者と対戦)を制し、来年に控えるFIFAワールドカップ26に向けた弾みをつけたいところだ。