バイエルン、FWブライアン・サラゴサに構想外を通達か…スペインの3クラブが関心を示す

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2025年06月03日 20:23  サッカーキング

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構想外が通達されたB・サラゴサ [写真]=Getty Images
 バイエルンに所属するFWブライアン・サラゴサは、今夏の移籍市場でクラブを退団するようだ。2日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。

 彗星の如く現れた。そう形容するのに相応しい選手のひとりが、ブライアン・サラゴサだ。スペイン南部マラガ生まれで、地元のマラガやベティスといったクラブのカンテラに断られた後、19歳のときに拾われたグラナダでのトップチーム1年目の2022−23シーズンに台頭。さらに2年目は、切れ味鋭いドリブルとスピードで、自身初となったラ・リーガにおけるサプライズに。とりわけ、デビューから約1年余りでのスペイン代表入りを決定付けた、バルセロナ戦は圧巻の一言に尽きた。こうした活躍から同年冬には、グラナダ史上最高額となる1500万ユーロ(約24億円)でのバイエルン移籍が決定。まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

 しかしバイエルンでは、輝くことができなかった。とくに、加入当初に指揮を取っていたトーマス・トゥヘル元監督との確執が取り沙汰され、スペイン代表初得点を記録した昨年11月のスイス戦後には、「フットボールは言葉ではなく、足でプレーするものだ」とコメント。これが誰に宛てられたものかは明言されなかったが、ドイツ語と英語を話せないことを指摘し、チャンスを与えてくれなかった元指揮官に対するものだとメディアは見解を述べていた。

 そんなB・サラゴサだが、バイエルンから構想外である旨を通達されたようだ。『スカイ・スポーツ』によると、レンタル先のオサスナから復帰する2025−26シーズンに、ヴァンサン・コンパニ監督にアピールして“ドイツ王者”でポジションを掴むことに意気込んでいた選手本人の思いに反して、指揮官も戦力として必要としていなかったとのこと。まもなく開幕を迎える、FIFAクラブワールドカップのメンバー入りも認められないことを明らかにした。

 さらに『スカイ・スポーツ』は、当然同選手はこの決定にショックを受けているとしつつも、バイエルンでの数カ月があまり居心地の良かったものではないこともあってか、これを受け入れていると指摘。すでに、双方で解決策を模索している段階で、早ければ数週間以内に新天地が見つかる可能性もあるという。とくに、スペイン方面から関心が届いており、ビジャレアル、ベティス、セルタと具体的なクラブ名を明かしたほか、イングランドやイタリアからも問い合わせがあったことを併せて伝えている。

 上記で挙げられているスペインの3クラブだが、ビジャレアルは移籍が有力視されているMFアレックス・バエナの後釜を探している模様。MFロドリゴ・リケルメ(アトレティコ・マドリード)やMFアルベルト・モレイロ(ラス・パルマス)らにも興味を抱いているとされている。またベティスも、「フットボールをする喜びを取り戻させてくれてありがとう」と言い残してFWアントニーが、マンチェスター・ユナイテッドに一旦復帰したため(レンタル継続の交渉に臨むとのこと)、サイドアタッカーが駒不足に。セルタも、9シーズンぶりにヨーロッパリーグに出場することから補強が急務となっている。

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