史上3頭目なるか 前走海外からのローテで安田記念を勝利した日本馬

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2025年06月04日 07:30  netkeiba

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安田記念2025に出走予定のソウルラッシュ(今年4月撮影、ユーザー提供:ねむねむにゃんこさん)
 今年の安田記念(3歳上・GI・芝1600m)では、前走が海外だったソウルラッシュ(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)、ブレイディヴェーグ(牝5、美浦・宮田敬介厩舎)などが帰国初戦Vを狙う。そこで過去に前走海外からのローテーションで勝利した日本馬2頭を振り返る。

 1頭目は07年のダイワメジャーだ。前年秋に毎日王冠、天皇賞(秋)、マイルCSと3連勝。その後は有馬記念、ドバイデューティーフリーと2戦連続で3着に終わったが、マイルから2000mでは横綱的存在だった。帰国初戦の安田記念では、同年の高松宮記念覇者のスズカフェニックスに1番人気を譲ったが、レースでは堂々たる主役を務める。好位追走から渋太く脚を伸ばすと、逃げ粘るコンゴウリキシオーをクビ差捕らえてゴール。4つ目のGIタイトルを獲得した。

 2頭目は14年のジャスタウェイ。3歳時にアーリントンCを制したものの、その後は勝利に手が届かず、善戦キャラのイメージだった。しかしながら、4歳秋に覚醒する。毎日王冠2着をステップに天皇賞(秋)に挑むと、5番人気の伏兵評価を覆し、驚異の4馬身差圧勝。5歳となって始動戦の中山記念を快勝すると、海外初参戦となったドバイデューティーフリーでは6馬身1/4差の大楽勝で「世界一」の称号を得ることとなる。迎えた帰国初戦の安田記念では不良馬場に苦しめられたが、ゴール前で伏兵グランプリボスをハナ差捕らえて勝利。泥だらけになりながら凱旋Vを決めたのだった。

 過去の安田記念において、前走が海外だった日本馬は【2-4-1-13】の勝率10%、連対率30%となっている。近年は22年2着のシュネルマイスター、23年2着のセリフォスなど惜敗が目立つが、ここで11年ぶりの戴冠となるか、要注目しよう。

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