
【写真】在りし日のダイアナ妃&チャールズ皇太子(現国王)
MailOnlineによると、ヘンリー王子はイギリスに帰国した際、ダイアナ妃の実家である英ノーサンプトンのオルソープ邸を訪れ、叔父のスペンサー伯爵に相談したが、法的なハードルがあって難しいとアドバイスされたそう。王子の友人は、「彼らはとても友好的な会話を持ちましたが、スペンサー伯爵はそのような行動はとらないようにと助言していました」と証言している。
以前から、亡き母ダイアナ妃の実家であるスペンサー家と接近しているとみられていた王子だが、王室伝記作家のトム・バウアーは「メーガン妃は人生における真の目標をダイアナ妃になることに定めた」と指摘する。もし、一家がスペンサー姓を名乗ることになったら、エリザベス女王とダイアナ妃にちなんで名づけられた夫妻の娘リリベット王女は、「リリベット・ダイアナ・スペンサー」と名乗ることになり、亡き妃の結婚前の名前ダイアナ・フランセス・スペンサーにより近くなる。
なお、王室離脱後の暴露に加え、イギリス滞在時の警護を巡り、父であるチャールズ国王との関係が悪化していると伝えられるヘンリー王子だが、苗字変更はさらなる確執を呼びそうだ。
現在は王室の慣例にのっとり、爵位であるサセックスを苗字として使っている王子一家だが、王室メンバーの公式の苗字は「マウントバッテン=ウィンザー」であり、アーチー王子とリリベット王女の出生証明書にもそう記載されいる。「ウィンザー」はジョージ5世以来英王室の姓として使われてきたものであり、「マウントバッテン」はフィリップ殿下がエリザベス女王と結婚する際、ギリシャとデンマークの王族の称号を放棄し、イギリスの市民権を得た時に、自らの苗字として選んだもの。その後1960年に、王室の苗字を「マウントバッテン=ウィンザー」と定めた経緯がある。これを手放すとなると、国王ら王室メンバーとの亀裂はますます深まると指摘されている。
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