九州旅行で“本土最南端”を目指してみた! 「いよいよ最南端」とワクワクしながらも中々たどり着けない目的地へ何とか到達し「えらい」「すばらしい」の声

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2025年06月04日 11:10  ニコニコニュース

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 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『SATA編。【バーチャルいいゲーマー佳作選】』というウスイさんの動画です。

 特に大きな志もなく九州の南の方へ来たという投稿者のウスイさん。最南端まで行っておけば心残りも少ないのではと、車を走らせることにしました。

 国道269号を走っていると海の向こうに綺麗な形の山が見えます。視聴者さんのコメントによると薩摩富士こと「開聞岳」だそうです。

 落石や積雪や土石流対策に設置されるシェッドを走っていても爽やかだとウスイさん。

 1つ抜けるとまた次のシェッドがあるのが嬉しい。しかしシェッドがあるということは地形的な理由があります。「それだけの苦労があったということだ!」と先人たちに思いを馳せるのでした。

 シェッドの次はトンネル。こちら「伊座敷トンネル」は2020年とかなり新しいものです。

 長さは2151mもあるのだとか。海沿いの気難しい道をこれでパスできるようなることで生活が便利になったでは、とウスイさん。

 「えらいトンネルだな〜!」と感動しながらトンネルを抜けます。

 トンネルを出た先にあるのは伊座敷の街。地図を見たところ、目指す佐多岬の手前では一番規模の大きな街とのこと。そして伊座敷を抜けると鹿児島県道となり、しばし山道が続きます。

 山を抜けてしばらく進むと「本土最南端佐多岬」とある大きなゲートが出現。いよいよ最南端へ!

 ……ではなく、そこへ接続する佐多岬公園線とのこと。路線名から最南端気分を盛り上げてきますね。昔は有料道路でしたが今は無料で走ることができます。

 先ほどのヤシの木もそうですが、ここまで来ると植生がかなり南国の印象です。

 時折道へしなだれているのはガジュマルの木。道路沿いにごく自然に生えているのは珍しい光景です。

 そして、日本本土における一般車両が通行可能な最南端のトンネルが登場。

 トンネル名を示す扁額には可愛い書体で「岩崎隧道」とありました。

 トンネルの入り口である坑門周辺から丁寧に見ていくウスイさん。構造を観察した結果、坑門自体には大きな特徴は見当たらないとのこと。しかし最南端と考えるとプレミア感があるそうです。

 トンネルに入りました。典型的な昭和30年代のコンクリ覆工の構造です。ただし照明の取り付け方が変わっていて、天頂部に取り付けて左右交互に向けられています。

 また、内部には数々の補修の痕跡が。木材が露出していたり、地山の岩盤層が露出しているような場所があったりと珍しいものを見ることができました。

 車で走ってみます。

 一方通行ではないのに、すれ違いが無理そうという洞内。対向車に気を付けて走行します。

 振り返ると北側よりもっさりとした坑門が。こちらが南なので、一般車両が通行可能な本土のあらゆる坑門の中で最も南の坑門、になりそうです。

 「トンネルを抜ければ、最南端はもうすぐそこ!」と張り切って運転を再開したのですが、思ったほどには近くありません。

 海沿いに出て、目的の岬が見えてくると再びテンションは上昇。

 見晴らしのいい南大隅町道佐多岬公園線を進むと佐多岬の駐車場があるとのこと。九州を訪れた者が1つのケジメをつけられる場所、佐多岬。「最果てと言う場所には旅の印象を底上げする効果がある」とウスイさんが話すと、「わかる」「一理ある」「心置きなく九州を去れる」と賛同の声が寄せられます。

 そろそろかなとカーブを曲がるたびにちょっとドキドキしていたウスイさんが、北緯31度線展望広場へ到着。

 しかし目指す岬の駐車場はさらに100m走ったところにありました。

 そして駐車場の右奥に、今度こそ最南端のトンネルがありました。ただしここは歩行者専用。車で走れるトンネル最南端は先ほどの岩崎隧道で合っています。

 トンネル名の扁額は草で覆われていて読めずでした。

 かつては有料でしたが、現在は無料。先ほどより補修が手厚いトンネルを進むウスイさん。「最南端が! 目の前に!」「うれしー! うれしー!」と大興奮です。

 ここが最南端……と感動を噛み締めるウスイさん。

 振り返って坑門のチェックも欠かしません。

 こちら側からは扁額を読むことができました。「第二岩崎隧道」とあります。もともと佐多岬に続く有料道路を運営していたのが「いわさきグループ」の関連会社だからこの名前ではないか、とのことです。

 トンネルもあることから何となくここへ来たというウスイさんですが、ここで新たな事実が発覚。最南端の展望台はここからさらに先にあることがわかりました。

 ここで満足して引き返すことを考えましたが、後から「行っておけばよかった」と後悔する自分が見えます。

 動画はここで一気に最南端の岬へとワープ。「えらい」「ほう、経験が生きたな」「すばらしい」のコメントを寄せられるのでした。

 最南端を目指すウスイさんの旅の詳細に興味を持たれた方はどうぞ動画をご視聴ください。トンネルの解説はかなり熱いものがあります。南国感のある景色も良く、道中の少しゆるいトークが楽しいです。

視聴者のコメント

・いいなあ
・佐多岬じゃなく隧道見に行くのか
・今にも南国という感じの風景。田舎道なのもよい
・海も山も両方見れて素晴らしい
・良い景観だぁ
・マジでずっと景色良いな

▼動画はこちらから視聴できます▼

『SATA編。【バーチャルいいゲーマー佳作選】』

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