ワシントンD.C、2024年の訪問者数過去最高 日本は14位

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2025年06月04日 12:40  TRAICY

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デスティネーションDCは、2024年のワシントンD.Cへの訪問者数が過去最高を記録したと明らかにした。

訪問者数は2,720万人で、前年を125万人上回った。このうち国内訪問者は2,500万人、外国人訪問者は220万人だった。これにより114億米ドルの消費、23億米ドルの税収、111,500人の雇用効果をもたらした。

外国人訪問者は国内旅行者より滞在時間が長く、消費額は2倍に及ぶ。日本は昨年と同様に14番目に大きい海外市場で、約38,000人が訪れた。訪問者数のトップはカナダ(約258,000人)で、中国(約108,000人)とスペイン(約66,000人)が順位を上げた。総消費額ではインド(3億4,400万米ドル)がトップで、日本(7,800万米ドル)は12位だった。

独立機関による調査では、広告費として1米ドルの支出につき、税収として2.09米ドルが得られるとの計算で、高い経済効果が生まれている。

デスティネーションDCのエリオット・L・ファーガソン2世社長兼CEOは、「ワシントンDCは2年連続で、これまで以上に多くの人々を受け入れています。経済開発組織として、観光への投資増の直接的な成果が市の経済に還元されるのを目の当たりにして、私も同様に興奮しています。観光客がもたらす影響はすぐに現れ、DCの収益にとって大きな意味を持ちます。しかし、2024年の数字を祝うと同時に、2025年にはまた違った状況が待っていることを認識しています。 デスティネーションDCは、特に外国人観光客にとって、歓迎的で包括的なデスティネーションとして首都を宣伝することに引き続き注力していきます。私たちは、世界中のオフィスと積極的な関係を維持しています」とコメントした。

2025年の外国人訪問者は6.5%減少すると予測されているものの、アメリカ全体の9.4%の減少より小幅に抑えられている。

6月にはアウディ・フィールドFIFAクラブ・ワールドカップのプレミアマッチ、2027年にはNFLドラフトなどの様々なイベントのほか、ナショナルジオグラフィック大航海博物館と国立航空宇宙博物館の拡張、ハーシュホーン美術館・彫刻庭園の50年の歴史で最大規模の改修、ダレス国際空港の新コンコースなども予定されている。

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