給与面で合意に至らず退団へ…サンチョ、チェルシーに別れの言葉「この経験に感謝」

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2025年06月04日 13:36  サッカーキング

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チェルシーに完全移籍とはならなかったサンチョ [写真]=Getty Images
 今季限りでチェルシーを離れることになったイングランド人FWジェイドン・サンチョが、別れの言葉を綴った。

 現在25歳のサンチョは2021年夏にドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍。加入後2シーズンは主力として試合に出場したものの、2023−24シーズンは規律問題およびエリック・テン・ハフ前監督との関係悪化でトップチームから追放状態となり、2024年1月にドルトムントにレンタル移籍となった。

 その後、昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドに復帰し、テン・ハフ前監督と和解していたものの、最終的にはチェルシーにレンタル移籍で加入し、公式戦42試合出場で5ゴール10アシストを記録。UEFAカンファレンスリーグ(ECL)決勝ではダメ押しとなるチーム3点目を挙げ、UEFA(欧州サッカー連盟)主催の主要4大大会すべてで優勝した初のクラブとなったチェルシーのECL初制覇に貢献を果たした。

 そんなサンチョのレンタル移籍の契約には最大2500万ポンド(約49億円)での買い取り義務オプションが付随しているものの、チェルシーが500万ポンド(約10億円)を支払うことで、この買い取り義務条項を放棄できる権利もあり、同選手の去就には注目が集まっていた。

 チェルシーとしてはサンチョの残留を望んでいたものの、マンチェスター・ユナイテッドと契約している週給最大30万ポンド(約5800万円)の条件で同選手と契約を結ぶつもりはなく、現在のクラブ方針である基本給は低く抑えながら、インセンティブが付随する給与体系にあった条件で契約を締結することを望み、同選手側と交渉を行っていた。

 しかし、最終的にサンチョと個人的条件で合意に達することができず、チェルシーは500万ポンドを支払って買い取り義務条項を放棄することを決断したことが報じられていた。

 そんななか、サンチョは自身の公式インスタグラムやX(旧:ツイッター)などを更新し、「この経験に感謝している。チームメイト、スタッフ、そしてファンの皆、僕をホームのように感じさせてくれたチェルシーの皆に心からの愛を送る。クラブの今後の成功を祈っている。本当に感謝している。ありがとう、ブルーズ」と報道通りにチェルシーを離れることを明らかにした。

 なお、マンチェスター・ユナイテッドに復帰することになるサンチョだが、同クラブで再びプレーする可能性は低く、現行契約が2026年6月30日までと残り1年となっている状況から、今夏に再び移籍先を探すことになると見られている。

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