安田記念2025に出走予定のウインマーベル(22年8月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん) ウイン軍団が22年ぶりのJRA・GI制覇なるか。(株)ウインが所有するウインマーベル(牡6、美浦・深山雅史厩舎)が、安田記念(3歳上・GI・芝1600m)で初のGIタイトル獲得を狙う。
(株)ウインはコスモヴューファームの生産馬が募集馬の中心となっているクラブ法人。これまでに19年のクイーンエリザベス2世Cと香港Cを制したウインブライト、22年の香港ヴァーズ覇者のウインマリリンなどの活躍馬を送り出してきた。JRAの重賞は14年から24年まで11年連続で勝利中。ただ、同じくGIとなると03年のNHKマイルCのウインクリューガーが最後となっている。
安田記念にはウインマーベルが参戦する。22年の葵Sで重賞初制覇を果たすと、同年のスプリンターズSで2着に健闘。その後も23年に阪神C、24年に阪急杯と京王杯スプリングCを勝つなど、芝1400m以下で息長く活躍してきた。そして24年のマイルCSで僅差の3着に食い下がり、マイルにも対応できることを証明。明けて6歳となったが、前走の沙G2・1351ターフスプリントがアスコリピチェーノからアタマ差の2着だから、決して衰えはない。迎える今回は3戦ぶりのマイル戦となるが、当然ながら上位候補の1頭だ。
クラブにとって久々のビッグタイトル獲得となるか。ウインマーベルが悲願のGIタイトルをつかみ取り、多くの出資者を喜ばせることを願いたい。