フルリモート勤務者の9割が「満足」 在宅・出社・ハイブリッドのメリット・デメリットは?

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2025年06月04日 17:11  ITmedia ビジネスオンライン

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フルリモート勤務の満足度が他の働き方と比べて高い傾向

 ヘッドハンティング事業などを展開するプロフェッショナルバンク(東京都千代田区)が実施した調査によると、フルリモート勤務の満足度が他の働き方と比べて高い傾向にあることが分かった。


【画像】調査の詳細


 「現在の働き方に満足しているか」について、フルリモートで勤務する人の51.0%が「非常に満足」と答えた。「やや満足」(39.4%)と合わせると、働き方に満足している人は9割を超えた。一方、完全出社の人は「やや満足」(48.2%)が最も多く、「やや不満」(25.1%)、「非常に不満」(13.5%)が続いた。ハイブリッド型で勤務している人の61.0%が「やや満足」と答えた。


●フルリモート勤務の人に聞いてみた


 フルリモート勤務に満足している理由は、「通勤による身体的・精神的疲労がない」(51.1%)が最も多かった。「通勤に必要だった時間を有効活用できる」(40.8%)、「通勤の諸費用を削減できる」(24.1%)など、通勤に関係する項目が続き、その他「出勤するための身支度が簡単」(19.1%)、「ワークライフバランスが向上する」(16.6%)などが挙げられた。


 一方、フルリモート勤務に不満を持っている理由は「騒音や通信環境などの外的要因により業務が捗らない」(20.6%)、「孤独感・疎外感がある」(20.6%)などがあった。


●完全出社の人に聞いてみた


 完全出社に満足している理由は、「オフィスの方が業務に集中できる」(46.3%)、「すぐに報告・連絡・相談ができる」(38.1%)が多かった。「オフィスの設備や備品を利用できる」(27.5%)、「ITインフラが整っている」(19.3%)、「会社の雰囲気や文化を感じながら仕事ができる」(17.0%)が続いた。


 完全出社に不満を持っている人の理由は「通勤による時間的拘束がある」(49.6%)と「通勤による身体的・精神的疲労がある」(47.5%)が多かった。


●ハイブリッド型勤務の人に聞いてみた


 ハイブリッド型勤務に満足している理由は「通勤による身体的・精神的疲労が軽減される」(61.7%)が最多だった。「ワークライフバランスが調整しやすい」(40.8%)、「業務内容に合わせてリモートor出社を選べる」(34.4%)、「適度な距離感で人間関係が築ける」(30.6%)が続いた。


 ハイブリッド型勤務に不満がある理由は、「出社とリモートのバランスのとり方が難しい」(32.1%)、「出社とリモートの切り替えが難しい」(30.4%)などがあった。


 本調査は4月11〜17日、在宅勤務と出社勤務の両立が可能な業界に勤める1075人を対象に、インターネットで実施した。



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