人の手でエサを与えない“無給餌”で飼育しているメダカが4年目の春を迎え、タライから取り出してみた様子が「素晴らしい奇跡ですね」「生命力がすごすぎる」とYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で10万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、ナマズやフナといった身近な水辺の生き物を捕ったり育てたりしているYouTubeチャンネル「水辺 de ASOBO」。以前には、50匹の金魚がいる草ボーボーの水槽の水を、1年ぶりに抜く様子を紹介しました。
今回は、“無給餌飼育”を開始してから4年目の春を迎えたメダカをタライから取り出し、様子を見てみるようで……?
メダカは2022年8月から、人の手でエサを与えない無給餌飼育を行っています。無給餌飼育のメダカのタライにはハスのポットが入っていて、このポットがメダカのエサとなる微生物や藻などの自然発生機になっているのだそうです。
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このタライはこれまで、何度も厳しい夏と冬を乗り越えてきました。しかしこの冬は、2週間近く断続的に水面が雪で覆われていたそうです。かなり厳しい環境に見えますが、タライの中で暮らすメダカたちは無事なのでしょうか……?
水換えを行いつつ、冬を越したメダカたちの様子を見ていくとのこと。まずはタライに沈めていた底上げ用の植木鉢と水草のマツモを取り出し、水を換えていきます。メダカの姿を確認しつつ、慎重に水をくみ出していくと……うれしいことに、メダカたちは無事に生きていました。
冬を越したメダカを観察する前に、ポットのハスを株分けしました。根の塊からレンコンを切り分け、ポットに鶏糞と油かすを入れてから土を戻します。その後は太めのレンコンを2本置き、土を被せたら株分けは完了です。
続いてタライに井戸水を注入し、底上げ用の植木鉢を沈め、その上にハスのポットをセット。そこにマツモを浮かべたら、メダカを戻す準備が完了しました。
ここで、タライへ戻す前にメダカの魚体をチェックします。子孫をつなぎながら冬を越え、4年目の春を迎えたメダカの数は全部で9匹でした。9匹とも痩せていたり弱っていたりすることもなく、健康に育っているようです。
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最後に、魚体チェックを終えたメダカをタライに戻したら水替え作業は終了です。なお、メダカの無給餌飼育は2025年で4年目の春を迎えましたが、9匹の越冬は過去最多なのだそうですよ。
次回の水替えは、秋の終わりごろを予定しているとのこと。無給餌飼育のメダカたちが無事に夏を越えられるのか、またそのころには何匹になっているのか、今からとっても気になりますね。
この動画のコメント欄には「すごいものを見てしまった」「メダカ素敵ですね」「無事、越冬できて良かったです」「自然を身近に感じられるのでいいですね。勉強になります」「ハスがすごくいい働きしてそうですね」といった声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「水辺 de ASOBO」とサブチャンネル「水辺 de ASOBOの自由時間」では、“水辺で遊ぶ”をテーマにした動画が公開中。また、通販サイト「SUZURI」ではTシャツや缶バッチなどオリジナルグッズを販売しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「水辺 de ASOBO」
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